ピーター・ガブリエル、ロバート・フリップらが出演した初回WOMADフェスティバルのライヴ・アルバム『Live at WOMAD 1982』、7月発売

第1回目のWOMADは、1982年7月に英サマセット州のイベント・センター「ザ・ロイヤル・バス＆ウェスト・ショウグラウンド（The Royal Bath & West Showground）」で開催され、ピーター・ガブリエル、ロバート・フリップ、ピーター・ハミル、エコー＆ザ・バニーメン、シンプル・マインズ、ザ・チーフタンズをはじめとする60組のバンド／アーティストが、20か国以上から参加しました。

このフェスティバルは、1980年にピーター・ガブリエルが中心となって企画したもので、本来の意図は、欧米以外の音楽が欧米の成功したバンドやミュージシャンに影響を与えたことを知らせ、世界の様々な音楽、芸術、ダンスを称賛することでした。

ピーター・ガブリエルは、当時について次のように語っています。
「我々の夢は、ロック・フェスティバルにワールド・ミュージックを点在させることではなく、欧米以外の偉大なアーティストが、自分たちだけでヘッドライナーになれるのだと証明することでした。そのアーティストがどこで生まれようと、肌の色や話す言葉、宗教や性別が何であろうと、力強く情熱的で喜びあふれる作品が、WOMADで温かく歓迎されることを示したかったのです」

ライヴ・アルバム『Live at WORMAD 1982』は、ガブリエルのレーベル “リアル・ワールド・レコード” から2CDおよび2LP（1982年のポスターのレプリカ付き）で発売され、現在リアル・ワールドのバンドキャンプでは、収録曲「Kama K‘iwacu」と「Biko」が公開されています。

bandcamp／Real Wold

なお、40周年を迎える2022年のWOMADは7月28日～31日にかけて、英ウィルトシャー州マームズベリーのチャールトン・パークで開催される予定で、フレーミング・リップスやアンジェリーク・キジョー、ファンタスティック・ネグリートをはじめとする多数のアーティストが出演します。