ロックンロールのパイオニア、ジェリー・リー・ルイスが87歳で死去
「ザ・キラー」の愛称で知られるロックンロールのパイオニア、ジェリー・リー・ルイス(Jerry Lee Lewis)が10月28日、87歳で死去しました。
『ガーディアン』紙によると、ルイスは老衰により、ミシシッピ州の自宅で亡くなったそうですが、近年は急性気管支炎など様々な病気を患っていました。
『ガーディアン』紙によると、ルイスは老衰により、ミシシッピ州の自宅で亡くなったそうですが、近年は急性気管支炎など様々な病気を患っていました。

ルイスは1935年にルイジアナ州で生まれ、8歳からピアノを習い、教会でゴスペルを歌っていました。
1956年、サン・レコードのオーディションでメンフィスへ行ったルイスは、ソロとしてレコーディングを開始、またジョニー・キャッシュやカール・パーキンスらのレコードでピアノを演奏するスタジオ・セッション・ミュージシャンにもなりました。
ルイスは同年、キャッシュとパーキンス、エルヴィス・プレスリーの4人で即興のジャム・セッションを行ない、その時のレコーディングが、1981年にヨーロッパで『The Million Dollar Quartet』として、1990年にアメリカで『Elvis Presley – The Million Dollar Quartet』としてリリースされています。
1956年、サン・レコードのオーディションでメンフィスへ行ったルイスは、ソロとしてレコーディングを開始、またジョニー・キャッシュやカール・パーキンスらのレコードでピアノを演奏するスタジオ・セッション・ミュージシャンにもなりました。
ルイスは同年、キャッシュとパーキンス、エルヴィス・プレスリーの4人で即興のジャム・セッションを行ない、その時のレコーディングが、1981年にヨーロッパで『The Million Dollar Quartet』として、1990年にアメリカで『Elvis Presley – The Million Dollar Quartet』としてリリースされています。
翌1957年、ルイスがカヴァーしたビッグ・メイベルの「Whole Lotta Shakin’ Going On」や、「Great Balls of Fire」(邦題「火の玉ロック」)が大ヒットし、米TV番組『The Steve Allen Show』に出演したことで、ピアノを攻撃的に演奏するワイルドなロカビリー・ミュージシャンとして一躍有名になりました。
しかしながら、同年には13歳の従妹と結婚していたことが発覚し、ルイスは音楽業界から一時的に追放されました。このスキャンダルを含め、ルイスの初期の経歴は、1989年の伝記映画『Great Balls of Fire!』(邦題『グレート・ボールズ・オブ・ファイヤー』)に描かれています。
ルイスはその後、1961年にカヴァーしたレイ・チャールズの「What’d I Say」で復帰を遂げ、1963年にサン・レコードとの契約が切れた後はスマッシュ・レコードと契約、徐々にカントリーへと移行し、継続的にアルバムをリリースしていましたが、当初のようなヒットには恵まれませんでした。
そして2006年、ニール・ヤングやブルース・スプリングスティーン、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ジミー・ペイジ、ウィリー・ネルソン、リトル・リチャードらがゲスト参加したデュエット・アルバム『Last Man Standing』をリリースし、ルイス最大のヒット・アルバムになりました。
2020年には、ルイス85歳の誕生日を記念するライヴストリーミング・イベント「Whole Lotta Celebratin’ Goin’ On」が開催され、エルトン・ジョン、ウィリー・ネルソン、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)、ボニー・レイット、トム・ジョーンズ、ビリー・ギボンズ(ZZトップ)、マイク・ラヴ、プリシラ・プレスリーらがリモートで参加していました(2020年10月19日MLCニュース)。
また、T・ボーン・バーネットやミック・ジャガーがプロデュースしたルイスのアーカイヴ・ドキュメンタリー『Jerry Lee Lewis: Trouble in Mind』がパンデミック中に製作され、今年5月のカンヌ映画祭で上映されました。
なお、ルイスは1986年の第1回「ロックの殿堂」入りを果たし、2005年にはレコーディング・アカデミーの「生涯功労賞」を受賞しています。
ルイスの訃報を受け、ストーンズのメンバーをはじめとする様々なミュージシャンが追悼メッセージを発表しています。
ルイスはその後、1961年にカヴァーしたレイ・チャールズの「What’d I Say」で復帰を遂げ、1963年にサン・レコードとの契約が切れた後はスマッシュ・レコードと契約、徐々にカントリーへと移行し、継続的にアルバムをリリースしていましたが、当初のようなヒットには恵まれませんでした。
そして2006年、ニール・ヤングやブルース・スプリングスティーン、ミック・ジャガー、キース・リチャーズ、ジミー・ペイジ、ウィリー・ネルソン、リトル・リチャードらがゲスト参加したデュエット・アルバム『Last Man Standing』をリリースし、ルイス最大のヒット・アルバムになりました。
2020年には、ルイス85歳の誕生日を記念するライヴストリーミング・イベント「Whole Lotta Celebratin’ Goin’ On」が開催され、エルトン・ジョン、ウィリー・ネルソン、ジョー・ウォルシュ(イーグルス)、ボニー・レイット、トム・ジョーンズ、ビリー・ギボンズ(ZZトップ)、マイク・ラヴ、プリシラ・プレスリーらがリモートで参加していました(2020年10月19日MLCニュース)。
また、T・ボーン・バーネットやミック・ジャガーがプロデュースしたルイスのアーカイヴ・ドキュメンタリー『Jerry Lee Lewis: Trouble in Mind』がパンデミック中に製作され、今年5月のカンヌ映画祭で上映されました。
なお、ルイスは1986年の第1回「ロックの殿堂」入りを果たし、2005年にはレコーディング・アカデミーの「生涯功労賞」を受賞しています。
ルイスの訃報を受け、ストーンズのメンバーをはじめとする様々なミュージシャンが追悼メッセージを発表しています。
ミック・ジャガー「ジェリー・リー・ルイスに神のご加護を。あなたの歌は僕の人生を明るくしてくれた!」
キース・リチャーズ「“ザ・キラー” にさようなら。安らかに。ジェリー・リー・ルイスに敬意を表します(1983年の共演映像掲載)」
ロニー・ウッド「R.I.P. JLL ザ・キラー、なんて男だ」
エルトン・ジョン「ジェリー・リー・ルイスがいなかったら、今の僕にはなっていなかった。彼は革新的でエキサイティングで、ピアノを叩きのめした。素晴らしいシンガーでもあった。先駆的なインスピレーションとロックンロールの思い出に感謝します」
この他ロッド・スチュワート、ジーン・シモンズ、リンゴ・スター、デイヴ・デイヴィス、トム・ハミルトン、スラッシュ、グレン・マトロック、ロリー・ギャラガー公式、マイケル・デ・バレス、キッド・ロック、デヴィッド・カヴァデールらによる追悼ツイートはこちらの記事に、さらにジョン・フォガティ、エリック・バードン、ジョニー・キャッシュ公式、ブライアン・セッツァーらによる追悼ツイートはこちらの記事まとめられていますので、そちらもぜひご覧ください。
・ultimateclassicrock.com
Jerry Lee Lewis Dies:Rockers React
・bestclassicbands.com
Jerry Lee Lewis Tributes By Music Stars
安らかなる眠りをお祈りいたします。


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『Jerry Lee's Greatest』
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『ジェリー・リー・ルイス』(紙ジャケット)
CD (2015/6/17)¥2,530
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