ベベウ・ジルベルト、父ジョアン・ジルベルト楽曲のカヴァー集である新作『ジョアン』より「Adeus América」を公開

ベベウ・ジルベルト、8月25日にリリースされるニュー・アルバム『João』より、「Adeus América」を公開した。

「“Adeus América” は、理解するのに何年もかかった曲で、今になってようやく解るようになってきた。あの歌は父の物語だったけれど、どういうわけか私の物語にもなった。子供の頃は、その意味も、なぜ父がそのように歌うのかも完全には理解できなかったけど、大きくなるにつれて、彼のフレージングや、ある曲を再現するためになぜ彼が特定のコードを選ぶのか、それによってその曲が全く違ったオリジナルなものに聞こえるのかが把握できるようになった」とベベウ・ジルベルトは語る。

グラミー賞にもノミネートされたブラジルのアイコン的シンガー／ソングライター、ベベウ・ジルベルトの新作が完成。2019年に他界したブラジル音楽の伝説で彼女の父、ジョアン・ジルベルトの曲をカヴァーしたアルバム『ジョアン』、リリース。
 

●ブラジルを代表するアーティスト、ベベウ・ジルベルトはニュー・アルバム『João』を、2023年8月25日、［PIAS］レコーディングスよりリリースする。11曲が収録されたこのアルバムは、輝かしい70年のキャリアを経て2019年に他界したブラジル音楽のレジェンドで、「ボサ・ノヴァの父」と広く称される彼女の父、ジョアン・ジルベルトが有名にした楽曲を集めた、深くパーソナルなアルバムだ。ベベウは小さな頃からジョアンと一緒に歌い始め、このアルバムで歌う曲は、彼女の人生とずっと共にあるものだ。「『João』は父へのラヴレターだ。ファースト・アルバム以来、父の曲をカヴァーしたことはなかった。今こそ、生まれたときから、そしてそれ以前から私に影響を与えてきたジョアン・ジルベルトの曲を世に問うときだ」とベベウはニューアルバムのレコーディングについて語る。『João』は、ブラジル音楽における偉大な音楽一家のファンにとって欠かせない作品だ。トーマス・バートレット（Thomas Bartlett）がプロデュースし、パトリック・ディレット（Patrick Dillett）がミックスを担当したこのアルバムは、ジルベルトのトレードマークである豊かで催眠的なヴォーカルと、ギレルメ・モンテイロ（Guilherme Monteiro）のギター・アレンジメントを特徴とする。

●世界的に著名で、グラミー賞にもノミネートされたシンガー／ソングライターのベベウ・ジルベルトは、1986年のソロ・デビュー作から、世界中のファンや批評家を魅了してきた。コンピレーションCD『Red Hot + Rio』に収録された楽曲と、2000年のアルバム『Tanto Tempo』で、彼女のトレードマークでもあるエレクトロニック・ボサ・ノヴァは注目を浴び、世界中のクラブで曲がプレイされ、「60年代以来、最も売れたブラジルのアーティストの一人」としての地位を確立するに至った。2004年の『Bebel Gilberto』、2007年の『Momento』とリリースを続け、オーガニック・リズムへの愛情を押し出した2009年の『All in One』はグラミー賞にもノミネート。再びブラジリアン・リズムに戻った2014年の『Tudo』はメディアから高い評価を獲得し、トーマス・バートレット（スフィアン・スティーヴンス［Sufjan Stevens］、セイント・ヴィンセント［St. Vincent］）がプロデュースを手掛けた2020年の『Agora』も話題を呼んだ。

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ベベウ・ジルベルト『ジョアン』
Bebel Gilberto／João

ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ
PIASR5165CDJ［CD／国内流通仕様］
その他：世界同時発売、解説付