キンクス70年代のキーボーディスト、ジョン・ゴスリングが75歳で死去

キンクス1971年の名盤『マスウェル・ヒルビリーズ』。見開きジャケットを開いて左端にジョン・ゴスリング。

1970年~78年までキンクス(The Kinks)のキーボーディストを務めたジョン・ゴスリング(John Gosling)が8月5日、75歳で死去しました。

バンドがSNSで訃報を伝えており、レイ・デイヴィス、デイヴ・デイヴィス、ミック・エイヴォリーは次のように綴っています。

ザ・キンクス「ジョン・ゴスリングの訃報に深く悲しんでいます。ジョンの妻とご家族にお悔やみを申し上げます」

レイ・デイヴィス「彼の妻テレサとご家族にお悔やみを申し上げます。親愛なるジョン、安らかに」

デイヴ・デイヴィス「ジョン・ゴスリングの訃報に愕然とし、深く動揺していいます。彼は友人であり、キンクス在籍時には、バンドの音楽への重要な貢献者でした。彼の妻とご家族に心からお悔やみを申し上げます。私はこれからも彼への深い愛情を心の中に抱き続けます。彼は偉大なミュージシャンで、偉大な人でした」

ミック・エイヴォリー「今日、我々は親愛なる友人、同僚を失いました。彼は偉大なミュージシャンで、素晴らしいユーモアのセンスがあり、バンドの人気者でした。彼は我々に楽しい思い出を残してくれました」
1948年に英デヴォン州で生まれたゴスリングは、キンクスが60年代のブリティッシュ・インヴェイジョンで成功した後、1970年初頭に加入し、同年11月にリリースされた『Lola Versus Powerman and the Moneygoround, Part One』から1978年の『Misfits』まで、10枚のスタジオ・アルバムに参加しました。

脱退後のゴスリングは、1994年にミック・エイヴォリーとジョン・ダルトン(キンクス初期のベーシスト)らとキャスト・オフ・キンクス(Kast off Kinks)を結成し、活動を続けていましたが2008年に引退しました。

引退にあたり、ゴスリングはキャスト・オフ・キンクスのサイトで次のように綴っていました。
「振り返ってみると、私はかなり大きな影響力を持っていたと思うが、それは本当に意図的ではなかった。レイが初めて作風を変えた時と同じく、バンドの音楽スタイルも変異していたように見え、僕らは全員がミュージシャンとして成長していた」

キャスト・オフ・キンクスHP

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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