ボブ・マーリーのバンド・リーダー、アストン・バレットが77歳で死去

ボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズ、アイランドからの2作目『バーニン』より、ジャケットとインナー・スリーヴのメンバー紹介。右画像右側がアストン・バレット。中央のボブ・マーリーを挟んで左側が実弟のカールトン・バレット（故人）。

ボブ・マーリー＆ザ・ウェイラーズのバンド・リーダーで、ベーシスト／プロデューサーでもあったアストン・“ファミリー・マン”・バレット（Aston “Family Man” Barrett）が2月3日、フロリダの病院にて77歳で死去しました。

家族が訃報を伝えており、バレットは長い闘病生活の末に亡くなったそうです。バレットのニックネーム「ファミリー・マン」は、彼がバンド・リーダーだったことと、41人の子供の父親だったことに由来しています。

1946年にジャマイカのキングストンで生まれたバレットは、子供時代からソウル・ミュージックを歌い、ベースを学んだ後、リー・“スクラッチ”・ペリー（2021年8月31日MLCニュース）率いるアップセッターズで演奏し、1971年に兄弟のカールトンとザ・ウェイラーズに加入しました。

バレットはベースのみならず、ウェイラーズの編曲も担当し、バンドのアルバム『Catch a Fire』や『Exodus』などの共同プロデュースとエンジニアリングも手掛けていましたが、1981年に脱退。その後、グループのレーベル「アイランド・レコード」に対し、未払いの印税として6,000万ポンド（約111億円）を求める訴訟を起こしたものの、最終的に却下されました。

バレットは1981年にボブ・マーリーが他界した後も、ウェイラーズのバンド仲間だったジュニア・マーヴィン（1月23日MLCニュース参照）と活動を続け、世界中で頻繁にツアーを行ない、様々な活動に携わっていました。

なお、息子のアストン・バレット・ジュニアは、現在のザ・ウェイラーズ・バンドでリーダーを務め、ボブ・マーリーの伝記映画『One Love』（1月31日MLCニュース）で、父アストンの役を演じています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。

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■映画情報
映画『ボブ・マーリー：ONE LOVE』
2024年日本公開

〈イントロダクション〉
“何も心配ないさ。すべてはうまくいく” ──「ロックの殿堂」入りも果たした伝説のミュージシャン、ボブ・マーリー。ジャマイカ初の世界的トップ・スターの苦悩と葛藤を、夢と希望、愛と歓びに満ちた名曲の数々と共に描く真実の物語。

〈キャスト〉
キングズリー・ベン＝アディル（『あの夜、マイアミで』）
ラシャーナ・リンチ（『キャプテン・マーベル』）

〈監督〉
レイナルド・マーカス・グリーン（『ドリームプラン』）

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映画『ボブ・マーリー：ONE LOVE』

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全米公開：2024年2月14日／日本公開：2024年

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