トレインのオリジナル・ベーシスト、チャーリー・コリンが58才で死去

トレイン、2001年のアルバム『Drops Of Jupiter』ブックレットより。左端がチャーリー・コリン。
米ポップ・ロック・バンド、トレイン(Train)の創設メンバー/オリジナル・ベーシストのチャーリー・コリン(Charlie Colin)が、58才で死去しました。

コリンの母親が5月22日に『TMZ』に訃報を伝えており、コリンはベルギーの友人宅で留守を預かっていたところ、シャワー中に滑って転倒したために亡くなったそうですが、彼の遺体は外出した友人が5日後に帰宅するまで発見されず、正確な死亡日はわかっていません。
コリンは、ヴァージニア州に住んでいた8歳の頃からギターを弾き始め、南カリフォルニア大学に在籍した後、ボストンのバークリー音楽大学に編入しました。大学卒業後、サンフランシスコに移住したコリンは、1993年にパット・モナハン、ロブ・ホッチキス、ジミー・スタッフォード、スコット・アンダーウッドとトレインを結成し、1998年のデビュー・アルバム『Train』から2003年のサード・アルバム『My Private Nation』まで参加しました。

これらのアルバムは、「Meet Virginia」や「Drops of Jupiter(Tell Me)」「Calling All Angels」などのヒット曲を生み出し、商業的にブレイクしたトレインは、オルタナティヴ/ポップ界で名の知れた存在になりました。

しかしながら、コリンは薬物問題により2003年に脱退し、その後は他の様々なプロジェクトで音楽キャリアを続け、音楽学校で教鞭をとるためブリュッセルに移住していました。

コリンの訃報を受け、トレインのパット・モナハンがバンドのSNSで声明を発表しています。
「チャーリー・コリン(写真の前列左)に会った時、僕は彼に一目ぼれした。彼は最高に優しくてハンサムで、“バンドを作ろう” というのが、唯一合理的なことだった。彼の独特なベース演奏と美しいギターワークのおかげで、僕らはサンフランシスコ内外から注目されるようになった。僕の心の中には、これからも彼のための温かい場所がある。僕はいつも彼を引き寄せようとしたけれど、彼には独自のヴィジョンがあった。チャーリー、キミは伝説だよ。天使たちに好かれるよう取り入ってくれ」

安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
トレイン
『Platinum Album Collection』


5CDs(2015/3/23)輸入盤
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