アイアン・メイデンが、12月7日のブラジル公演を最後に引退したニコ・マクブレイン（12月9日MLCニュース）に敬意を表し、プロが撮影した当日の舞台裏映像を公開しました。

「Thank You Nicko」と題された4分40秒の映像には、バックステージでの写真撮影の様子や、ステージで観客に別れを告げる場面がフィーチャーされ、ビデオの冒頭では、ツアー・クルーに次のように語っていました。

「キミたちが僕らのためにしてくれた全ての仕事に感謝しているよ。僕がキミたちを大嫌いだって、わかってるはずだけど！(笑)」

現在72歳のマクブレインは、1982年にクライヴ・バー（2013年56歳没）の後任としてバンドに加入し、42年間にわたりドラマーを務めてきましたが、昨年1月に軽度の脳卒中を患い、右半身に麻痺が残りました。今年6月に開幕した今回のツアー「Future Past」には復帰できたものの、数曲の演奏に影響が出ていました。

マクブレインはライヴ・パフォーマンスからは引退しましたが、正式には今もメイデンのメンバーであり、声明によると、今後は長年のマネージャーであるロッド・スモールウッドとアンディ・テイラーが考えている様々なプロジェクトに取り組み続けるそうです。

なお、メイデンは12月8日、マクブレインの後任として、スティーヴ・ハリスのサイドプロジェクト、ブリティッシュ・ライオンでドラマーを務めるサイモン・ドーソンを発表しています。