ヤードバーズの創設メンバー、クリス・ドレヤが79歳で死去
商品情報 ヤードバーズ『Five Live Yardbirds』
Amazon Music(DEC 04 1964)/Amazon(2024/11/29)輸入盤CD
ヤードバーズのデビュー作となったライヴ盤『Five Live Yardbirds』。スリーヴ表側、左から二番目がクリス・ドレヤ。左端がキース・レルフ、ドレヤの右隣でセンターがエリック・クラプトン、その隣がポール・サミュエル=スミス、下段がジム・マッカーティ。右画像は裏スリーヴで、中央がクリス・ドレヤ。
エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジが在籍した英国の伝説的ロック・バンド、ヤードバーズ(The Yardbirds)の創設メンバーで、リズム・ギターとベースを担当し、写真家でもあったクリス・ドレヤ(Chris Dreja)が、長い闘病生活の末に79歳で死去しました。
ドレヤは、80歳の誕生日を数週間後にひかえた9月下旬に死去しましたが、10月2日にSNSの報道で訃報が発表されました。
ドレヤは、80歳の誕生日を数週間後にひかえた9月下旬に死去しましたが、10月2日にSNSの報道で訃報が発表されました。

1945年に英サリー州で生まれたドレヤは、学生時代に兄弟のステファンからギタリストのアンソニー・“トップ”・トプハム(2023年1月26日MLCニュース参照)を紹介され、英ブルース・ギタリストのゲリー・ロックランから影響を受けたドレヤとトプハムは、アコースティックからエレキ・ギターに転向し、英ブルース・ミュージシャンのダスター・ベネットのコンサートでデビューしました。
その後、二人はメトロポリタン・ブルース・カルテットの中心メンバーになり、1年後にキース・レルフ、ジム・マッカーティ、ポール・サミュエル=スミスが加入、このバンドが1963年にヤードバーズに改名しました。
同年、リード・ギタリストのトプハムが脱退し、エリック・クラプトンが後任となり、ヤードバーズは、ブルース・レジェンドのサニー・ボーイ・ウィリアムソンのバックバンドとしてUKツアーを行なった後、1964年にデビュー・ライヴ・アルバム『Five Live Yardbirds』をリリースしました。
翌1965年には、ファースト・スタジオ・アルバム『For Your Love』のタイトル曲がUKと北米チャートで初のトップ10ヒットになりましたが、クラプトンはブルースからポップ・ロックに移行したバンドの音楽性に納得できず、同曲のリリース直後に脱退しました。
クラプトンの脱退後、ジェフ・ベックが後任を務め、ベックが参加した1966年のスタジオ・アルバム『Roger the Engineer』(『Yardbirds』)では、ドレヤが大半の曲を共作し、ジャケットのイラストとデザインも手がけました。
同年の後半には、オリジナル・ベーシストのサミュエル=スミスが脱退したため、ドレヤがリズム・ギターからベースに転向し、バンドにはジェフ・ベックから紹介されたジミー・ペイジが加入。しかしながら、今度はベックがメンバーとの不仲が原因で脱退しました。
ペイジ時代のバンドは、イギリスでの人気が落ち目となり、1967年のアルバム『Little Games』はアメリカでのみリリースされ、アメリカやヨーロッパでツアーを行なっていましたが、ペイジ以外のメンバーは意欲を失い、バンドは1968年に解散しました。
続いて、ドレヤはペイジから新バンドのベーシストに誘われたものの、写真家になるためオファーを断り、ドレヤが撮影したレッド・ツェッペリンの写真が、1969年のデビュー・アルバム『Led Zeppelin』のスリーヴ裏側に掲載されました。
その後、二人はメトロポリタン・ブルース・カルテットの中心メンバーになり、1年後にキース・レルフ、ジム・マッカーティ、ポール・サミュエル=スミスが加入、このバンドが1963年にヤードバーズに改名しました。
同年、リード・ギタリストのトプハムが脱退し、エリック・クラプトンが後任となり、ヤードバーズは、ブルース・レジェンドのサニー・ボーイ・ウィリアムソンのバックバンドとしてUKツアーを行なった後、1964年にデビュー・ライヴ・アルバム『Five Live Yardbirds』をリリースしました。
翌1965年には、ファースト・スタジオ・アルバム『For Your Love』のタイトル曲がUKと北米チャートで初のトップ10ヒットになりましたが、クラプトンはブルースからポップ・ロックに移行したバンドの音楽性に納得できず、同曲のリリース直後に脱退しました。
クラプトンの脱退後、ジェフ・ベックが後任を務め、ベックが参加した1966年のスタジオ・アルバム『Roger the Engineer』(『Yardbirds』)では、ドレヤが大半の曲を共作し、ジャケットのイラストとデザインも手がけました。
同年の後半には、オリジナル・ベーシストのサミュエル=スミスが脱退したため、ドレヤがリズム・ギターからベースに転向し、バンドにはジェフ・ベックから紹介されたジミー・ペイジが加入。しかしながら、今度はベックがメンバーとの不仲が原因で脱退しました。
ペイジ時代のバンドは、イギリスでの人気が落ち目となり、1967年のアルバム『Little Games』はアメリカでのみリリースされ、アメリカやヨーロッパでツアーを行なっていましたが、ペイジ以外のメンバーは意欲を失い、バンドは1968年に解散しました。
続いて、ドレヤはペイジから新バンドのベーシストに誘われたものの、写真家になるためオファーを断り、ドレヤが撮影したレッド・ツェッペリンの写真が、1969年のデビュー・アルバム『Led Zeppelin』のスリーヴ裏側に掲載されました。
その後、ドレヤは1983年に元ヤードバーズのポール・サミュエル=スミス、ジム・マッカーティとロック・バンドのボックス・オブ・フロッグス(Box of Frogs)を結成し、1992年にはマッカーティとヤードバーズを再結成しましたが、2012年と2013年に脳卒中を繰り返し、2013年にバンドを脱退しました。
なお、ドレヤは1992年、ヤードバーズのメンバーとして「ロックの殿堂」入りを果たしており、ジミー・ペイジはドレヤの訃報を受け、SNSで次のように綴っています。
「今日、ミュージシャンのクリス・ドレヤの訃報を聞きました。彼は象徴的なヤードバーズでリズムギターとベースを情熱的に演奏していました。しばらく会っていなかったので、会っておけばよかった。安らかに、クリス」
安らかなる眠りをお祈りいたします。
なお、ドレヤは1992年、ヤードバーズのメンバーとして「ロックの殿堂」入りを果たしており、ジミー・ペイジはドレヤの訃報を受け、SNSで次のように綴っています。
「今日、ミュージシャンのクリス・ドレヤの訃報を聞きました。彼は象徴的なヤードバーズでリズムギターとベースを情熱的に演奏していました。しばらく会っていなかったので、会っておけばよかった。安らかに、クリス」
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品情報
ヤードバーズ
『Roger the Engineer』
・Amazon Music(SEP 27 2020)Expanded Edition
・Amazon(2016/5/6)輸入盤CD
ヤードバーズ
『Roger the Engineer』
・Amazon Music(SEP 27 2020)Expanded Edition
・Amazon(2016/5/6)輸入盤CD

商品詳細
ヤードバーズ
『Little Games』(Original Stereo)
Amazon Music(JUL 01 1967)
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『Little Games』(Original Stereo)
Amazon Music(JUL 01 1967)

商品詳細
Box Of Frogs
『Box Of Frogs』
Amazon Music(JAN 01 1984)
Box Of Frogs
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Amazon Music(JAN 01 1984)
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