ラッシュ、2026年に11年ぶりのツアー開催

2026年6月7日にロサンゼルスのキア・フォーラムで開幕するツアー「Fifty Something」は、ラッシュの音楽とレガシー、そして2020年に他界したドラマー／作詞家のニール・パート（2020年1月14日MLCニュース）の人生を称えるもので、リーとライフソンが一緒にツアーを行なうのは、2015年8月1日にロサンゼルスのザ・フォーラム（現キア・フォーラム）で行った「R40」ツアーの最終公演以来、11年ぶりとなります。

現時点では、2026年6月7日から9月17日にかけて、カナダ、アメリカ、メキシコを含めた7都市での公演が予定されており、各公演のセットリストは、バンドの大ヒット曲やファンに人気の曲を含む35曲のレパートリーから選曲するそうで、来年のツアーには、ジェフ・ベックのドラマーだったドイツ人女性ドラマーのアニカ・ニルス（Anika Nilles）が参加します。

今回のツアーについて、ゲディ・リーは次のように語っています。

「アレックスと私が、亡きバンド仲間で友人のニールと共にラッシュの音楽を演奏してから10年以上が経ちました。その音楽は、私たちが心血を注いで書き、レコーディングし、そしてステージで共に演奏してきた一生分の価値がある楽曲です。あの最後の公演から色々なことがありましたが、アレックスと私は真剣に内省を重ねた末、公演が本当に懐かしく、ラッシュの50年以上にわたる音楽を祝う時が来たという結論に至りました。

そこで2026年、永遠の大親友ラークスト（アレックス・ライフソン）と私は、我々の過去とニールに敬意を表するため、もう一度ツアーに出て、いくつかの都市でラッシュの曲を数多く演奏します。決して簡単なことではありません。誰もが知っている通り、ニールはかけがえのない存在でしたから。

それでも人生は驚きに満ち溢れています。我々はもう一人の素晴らしい人物と出会いました。並外れたドラマーで、ミュージシャンでもある彼女は、自身の魅力的な音楽の旅を続けながら、我々の物語に新たな一章を加えようとしています。彼女の名はアニカ・ニルスです。忠実で献身的なラッシュ・ファンの皆さんに彼女を紹介することができて、これ以上ないほど興奮しています。皆さんなら、この不可能に近い役割を彼女が果たせるよう、あらゆるチャンスを彼女に与えてくれるでしょう。ステージに上がる前に、もう1人か2人のミュージシャンを追加して、サウンドに幅を持たせ、アレックスと私の負担を減らし、我々が新しい華麗なダンスステップを披露できるようにしたいと考えています。

ラークスト、アニカ、そして私は、長年のクルー・メンバーの大半と共に、皆さんが期待しているラッシュのショウを実現するため、リハーサルとデザインに全力で取り組んでいます。是非お越しいただき、一緒に我々の歴史を祝っていただければ幸いです」