12月来日のアルゼンチン発新世代ガレージ・ロック・デュオ、パシフィカ。待望のセカンド・アルバム『In Your Face!』リリース!

©︎ Jaxon Whittington
12月に決定している来日公演も東京公演は即完売し追加公演も出た、アルゼンチンの女性ロック・デュオ、パシフィカ。先月のニュー・シングル(9月18日MLCニュース参照)に続き、待望のセカンド・アルバムをリリース。すでに配信が始まっています。
〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

アルゼンチン発の新世代ガレージ・ロック・デュオ、パシフィカ(Pacifica)待望のセカンド・アルバム『In Your Face!』をリリース。12月に初来日公演を東京、大阪で開催。

東京2デイズは既にソールドアウト!
ロサンゼルスを拠点に活動するアルゼンチン出身のインディ・ロック・デュオ、パシフィカ(Pacifica)が待望のセカンド・アルバム『In Your Face!』をTAGミュージック(The Orchard)からリリース。ギザギザの鋭いギター、皮肉混じりの愛らしさ、そして大親友のイネス・アダム(Inés Adam)とマルティナ・ニンツェル(Martina Nintzel)が創造する刺激的な駆け引きが満載されている。

フォーカス曲「Indie Boyz」は、最もストレートにパシフィカを捉えたナンバー。ラスト・オーダー後の意識がもうろうとした時間にピッタリの、皮肉っぽい告白のような楽曲だ。パンチの効いたドラムと威勢のいいベースラインを基調とし、束の間の恋の衝動と、明快さではなく騒音を求めて過ごした夜を思い起こさせる。
「これは詩ではなく、ヴァイブスなのです」と2人は言う。

しかし、歪んだ音色と無表情な歌の狭間で、「Indie Boyz」はより鋭い何かに変化。風刺と自己認識が均等に混ざり合い、若者の混沌を映し出す鏡となっている。

「その曲 “Indie Boyz“ は冗談から生まれたんです」とアダムは言う。

「毎晩のように遊び呆けていた1週間について書こうとしてたんです。それこそ刺激に満ち溢れて……でも、それがいつしか私たちが書いた中で最も真実味のある一曲になりました。メチャクチャやってる自覚はありつつ、でも生きている実感を得たいという、そういう気持ちについて歌っています」

2023年のデビュー作『Freak Scene』がパシフィカを、不安をアンセムに変えるポスト・パンクの文通相手と紹介したのなら、このセカンド・アルバム『In Your Face!』は彼女たちの内面を映し出すことを恐れず、バンドの全てを露わにする。全13曲を通じて、2人は欲望と罪悪感、虚勢と崩壊の間を跳ね回り、率直さとユーモア溢れる歌詞で包み込む。
「Fixer Upper」では痛烈な自己認識をもって病んだ関係を振り返り、「Just No Fun」では娯楽のためにドラマチックな関係が欲しいことを認め、「Gravity」では失恋を笑顔で隠しつつも反抗的な態度で締めくくる。そして最後には、矛盾に満ちた現代的な愛の姿が浮上。乱雑で、滑稽で、生き生きと輝く愛の姿が現れる。

ニュー・アルバム『In Your Face!』は、対比に重点が置かれている。光沢感と荒削りな感触、親密さと爆発力。ハイムの日焼けした貫禄や、ウェット・レッグの鋭い機知を継承しつつ、だが決して模倣には終わらない。むしろパシフィカは独自の音楽世界を築き上げる。その世界においては摩擦を原動力とした友情が、テンションと笑い、そして失恋を深刻に受け止めない態度によって育まれる。

パシフィカの成功までの道のりは、決してありふれたものではない。ザ・ストロークスに対する共通愛から始まったYouTubeのカヴァー・プロジェクトが、やがて世界的なムーヴ「メントへと発展。ファンが資金援助するニューヨーク旅行によりTAGミュージックと契約。瞬く間に新世代オルタナティヴ・ロックの旗手となり、セイント・ヴィンセント、キム・ゴードン、フランツ・フェルディナンド、マネスキンらとステージ共演。北米、欧州、南米でのヘッドライナー公演を完売させてきた。

「このアルバム『In Your Face!』は、まるで友情がリアルタイムで育まれる様子を見ているかのようです」とニンツェルは語る。

「脆くて、馬鹿げていて、そして真実でも。私たちはそれを隠そうとはせずに、むしろ祝福しています」

パシフィカの2人はこの秋、アメリカ、ラテン・アメリカ、そして日本でパワー溢れるライヴを披露する。そのツアーではバル・ブリガーダ(Balu Brigada)のオープニングを務め、12月には東京(代官山SPACE ODDで2日間)と大阪(Music Club JANUS)でヘッドライナー公演を開催する。既に東京公演は両日ソールドアウトとなり、初来日公演への期待が高まっている。

アルバム『In Your Face!』でパシフィカは、オルタナティヴ・ミュージック・シーンにおける最も重要な新人バンドの一つとしての地位を確かなものとする。自滅を自己発見へと、そして混沌をカタルシスへと昇華させ、一つ一つのフックで聴衆を魅了する。
■リリース情報

Pacifica(パシフィカ)
ニュー・アルバム『In Your Face!』配信中

配信リンク
レーベル:TAG Music
商品詳細
Pacifica
『In Your Face!』


Amazon Music(OCT 31 2025)
1. What You Doing
2. Fixer Upper
3. Indie Boyz
4. Just No Fun
5. Don’t Blame Me
6. Mine
7. Let Me Have This
8. Corridor
9. Show Your Credentials
10. In Your Face
11. For Us
12. Wasted A Drunk
13. Soltame!
■公演情報

【東京】12月8日(月)代官山 SPACE ODD[SOLD OUT!]
【東京】12月9日(火)代官山 SPACE ODD[追加公演][SOLD OUT!]
【大阪】12月10日(水)Music Club JANUS[追加公演]

・時間:OPEN 18:00/START 19:00
・INFO:クリエイティブマン 03-3499-6669
・TICKET: オールスタンディング ¥7,000(税込/別途1 ドリンク)
※未就学児入場不可

●クリエイティブマン先行:8月1日(金)15:00~8月5日(火)18:00
◎一般発売:8月9日(土)10:00~
※先行受付で完売した場合、一般発売はございませんので、予めご了承ください。

詳しくはこちら:公演公式ページ

・企画・制作・招聘:クリエイティブマンプロダクション
商品詳細
Pacifica
「Just No Fun」


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商品詳細
Pacifica
「What You Doing」


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Pacifica
『Not a Cover Band』


Amazon Music(DEC 09 2022)
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Pacifica
『Honey Nut』


Amazon Music(JAN 01 2008)
商品詳細
Pacifica
『Freak Scene』


Amazon Music(SEP 29 2023)
商品詳細
Pacifica
『Freak Scene(live)』


Amazon Music(SEP 27 2024)
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