映画『イエスタデイ』の公開でビートルズがチャートに返り咲き

5月15日のMLCニュースで紹介したように、ビートルズをテーマにしたダニー・ボイル監督の英コメディ映画『イエスタデイ』が6月28日に全米で初公開され、この映画で主人公が演奏した楽曲のうち、ビートルズのヒット曲5タイトルが、7月13日付のビルボード〈ホット・ロック・ソングス〉ウィークリー・チャートにランクインしています。
 
9位にランクインした「Here Comes the Sun」（2000ダウンロード/380万ストリーミング）に続き、「Let It Be」（2000ダウンロード/280万ストリーミング）が12位、「Yesterday」（2000ダウンロード/230万ストリーミング）が14位、「Hey Jude」（2000ダウンロード/240万ストリーミング）が16位、「Come Together」（1000ダウンロード/270万ストリーミング）が17位を記録し、ジョージ・ハリスン作曲の「Here Comes the Sun」を除いた4曲でマッカートニーとレノンが作詞作曲しているため、ビルボードが新たに着手した〈ロック・ソングライターズ〉チャートでも二人が第4位に初登場した他、上記5曲のプロデューサーだった故ジョージ・マーティンも、〈ロック・プロデューサー〉チャートの第2位にランクインしています。
 
映画『イエスタデイ』は期待以上の好成績を収めており、6月末の公開週末には、全米で予想されていた1,000万ドル（約10億8,000万円）を上回る1,700万ドル（約18億3,600万円）を売り上げ、全世界での興行収入が2,470万ドル（約26億6,800万円）に達しています。翌7月第1週目の週末には、全世界での売り上げが5,700万ドル（約61億5,800万円）を超え、制作費の2,600万ドル（約28億900万円）を遥かに上回り、商業的にも大成功と言えそうです。