シンジケート・オブ・サウンドのドン・バスキンが73歳で死去
左から二人め、後ろから顔を出しているのが、リード・ヴォーカルのドン・バスキン
カリフォルニア州サンホセ出身のガレージ・ロック・バンド、シンジケート・オブ・サウンドのリード・シンガーだったドン・バスキン(Don Baskin)が、10月22日に73歳で亡くなりました。バンドがフェイスブックで発表していますが、死因は明らかにされていません。
「ドンは昨日の午後、眠ったまま安らかに息を引き取りました。我々全員が、彼の予期せぬ死にショックを受け、悲しみに包まれています。彼はシンジケート・オブ・サウンドの創設メンバーで、“Little Girl” を共作し、この曲がヒットしたのは彼のリード・ヴォーカルのおかげでした」
1946年にホノルルで生まれたバスキンは、1964年にベーシストのボブ・ゴンザレスとシンジケート・オブ・サウンドを結成。その後、キーボーディストのジョン・シャーキーとリード・ギタリストのラリー・レイ、ドラムのジョン・ダックワースが参加しました。バスキンとゴンザレスが共作した「Little Girl」は、1966年にレコーディングされ、この曲はビルボードHot 100の第8位を記録しています。
バンドは1970年に解散し、バスキンはスタジオ・ミュージシャン/アレンジャーとして活動した後、カントリー・バンドの「ウィチタ (Wichita)」を結成、1981年には「ジプシー (Gypsy)」というバンドも結成しています。
その後、1990年にバスキン、ゴンザレス、ダックワースがバンドを再結成し、ギターにジム・ソーヤーズが参加。1995年にキンクスのカヴァー「Who Will be the Next in Line?」をレコーディングするも、チャートに入ることはありませんでした。
シンジケート・オブ・サウンドは、2006年にサンホセの「ロックの殿堂」入りを果たし、現在も活動していました。
2014年に演奏した「Little Girl」のライヴ映像が公開されています。安らかなる眠りをお祈り致します。
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