ジャズ・サックス奏者のジミー・ヒースが93歳で死去

ジャズのサックス奏者で作曲家、アレンジャー、バンド・リーダーでもあったジミー・ヒース（Jimmy Heath）が1月19日、老衰のため93歳で死去しました。『ニューヨーク・タイムズ』が伝えています。
 
ヒースは、70年以上に及ぶ音楽キャリアにおいて125曲以上を作曲し、そのうちジャズのスタンダードになったオリジナル曲は、チェット・ベイカーやマイルス・デイヴィス、レイ・チャールズ、ディジー・ガレスピーなど、多くのアーティストが演奏しています。
 
また、1959年にジョン・コルトレーンの後任としてマイルス・デイヴィスのバンドに加入したほか、ミルト・ジャクソン、アート・ファーマー、ディジー・ガレスピー、ジョン・コルトレーン、ウィントン・マルサリス、ハワード・マギーらと共演し、1975年には、兄でベーシストのパーシー・ヒース（2005年没）と、弟でドラマーのアルバート・ヒースと共にヒース・ブラザーズを結成しています。
 
1980年代には、ニューヨーク市立大学クイーンズ・カレッジのアーロン・コープランド音楽学院で音楽教授に就任し、その後20年以上も教鞭を取っていました。
 
2010年には自叙伝『Walked With Giants on Temple University Press』を出版しています。

安らかな眠りをお祈りいたします。