コロージョン・オブ・コンフォーミティのドラマー、リード・ムリンが53歳で死去

米ノースカロライナのメタル・バンド、コロージョン・オブ・コンフォーミティ（Corrosion of Conformity＝COC）の創設メンバー／ドラマーだったリード・ムリン（Reed Mullin）が1月27日、53歳で亡くなりました。訃報はバンドのSNSで発表されていますが、死因はまだ明らかにされていません。
 
「友人、ブラザー、そしてパイオニアだったリードに別れを告げることになり、重苦しい気持ちです。キミは今も、そしてこれからも愛され続けるでしょう」
 
ムリンは、1982年にギタリストのウッディ・ウェザーマンとベーシストのマイク・ディーンと共にCOCを結成し、1984年にデビュー・アルバム『Eye For An Eye』をリリースしました。
 
ムリンは、1985年のアルバム『Animosity』、1991年の『Blind』、1994年の『Deliverance』、1996年の『Wiseblood』、2000年の『America’s Volume Dealer』に参加した後、2001年に腰の手術のためにバンドを脱退しましたが、2010年に復帰しました。

2012年にはアルバム『Corrosion of Conformity』をリリースしましたが、同年のツアー中に発作を起こし、2016年にもアルコールによる発作を起こしたため、その後のツアーには参加できませんでした。
 
また2014年には、My Ruinのギタリスト、ミック・マーフィらと共にハード・ロック／パンクのスーパーグループ、ティーンエイジ・タイム・キラーズ（Teenage Time Killers）を共同創設し、COCのマイク・ディーンとウッディ・ウェザーマン、デイヴ・グロールとパット・スメア（フー・ファイターズ）、コリィ・テイラー（スリップノット）、ジェロ・ビアフラ（デッド・ケネディーズ）など、総勢35名のミュージシャンが参加しました。
 
このスーパーグループは、デイヴ・グロールのスタジオで録音したデビュー・アルバム『Teenage Time Killers : Greatest Hits Vol. 1』を2015年にリリースしています。
 
ムリンの訃報を受け、メタリカのラーズ・ウルリッヒ、フェイス・ノー・モア、メガデスのデヴィッド・エレフソン、アーチ・エネミーのマイケル・アモットをはじめ、ロックとメタル界のミュージシャンが続々と追悼メッセージを発表しています（追悼メッセージをまとめた記事はこちら、およびこちらも）。

安らかな眠りをお祈りいたします。