パティ・スミスやイギー・ポップのコラボレーターで知られるアイヴァン・クラールが71歳で死去

IVAN KRAL "Dancing Barefoot"
Recorded Live at the annual DON WAS DETROIT ALL STAR REVUE
During the CONCERT OF COLORS FESTIVAL, JULY 16, 2011
Ivan Krall(guitar, vocals), Don Was(bass), Terry 'Thunder' Hughley(drums), Luis Resto(keyboards), Brian 'Roscoe' White(guitar), Dino Lewis (congas)


 

ブロンディ結成当時のギタリストで、その後パティ・スミスやイギー・ポップのコラボレーターとしても活躍していたチェコ出身のアイヴァン・クラール(Ivan Kral)が2月2日、ミシガン州の自宅で癌のため亡くなりました。享年71。

クラールの妻シンディ・ハドソンが、フラワーズ・オブ・ヘル(The Flowers of Hell)のリーダー、グレッグ・ジャーヴィスのSNSで訃報を発表しています。

1966年にチェコからアメリカに移住したクラールは、1974年にブロンディのギタリストになりましたが、ブロンディが1976年にデビュー・アルバムを発表する前に脱退しました。その後、1975年から1979年にかけてパティ・スミスのギタリスト/コラボレーターとして活動し、パティ・スミスのアルバム『Horses』(1975)、『Radio Ethiopia』(1976)、『Easter』(1978)、『Wave』(1979)に参加しました。パティと共作した1979年のシングル「Dancing Barefoot」は、後にU2やシンプル・マインズ、パール・ジャムがカヴァーしています。

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その後、イギー・ポップ1980年のアルバム『Soldier』にギタリストとして参加し、1981年のアルバム『Party』では、全てのオリジナル曲をイギーと共作しました。アルバム『Party』に収録されたシングル「Bang Bang」は、デヴィッド・ボウイが1987年にカヴァーしています。
Iggy Pop
Bang Bang
( Edited From Bananas German TV 1981 Vinyl 45 Rpm Remastered )
また、ジョン・ウェイトのアルバム『Ignition』『No Brakes』『Mask Of Smiles』にも参加し、ジョン・ケイル(ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)1987年のライヴ・アルバム『Even Cowgirls Get the Blues』ではベースを担当したほか、多数のソロ・アルバムも発表しています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。

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