シンガー/ソングライターのバジー・リンハートが76歳で死去

リンハートが世に出るきっかけとなったザ・セヴンス・サンズ『Raga(4 A.M. At Frank's)』(1968年)
リンハートのファースト・ソロ『Buzzy』(1969年)
ソロ2作目『The Time To Live Is Now』(1971年)
アトランティックへ移籍してのソロ5作目『Pussycats Can Go Far』(1974年)
数年のブランクの後、インディからリリースされた『Tornado』(1981年)
米シンガー・ソングライターでマルチ・パフォーマーだったバジー・リンハート(Buzzy Linhart)が2月13日、76歳で亡くなりました。リンハートは2018年に心臓発作を起こして以来、健康状態が良くありませんでしたが、死因は発表されていません。
ペンシルヴァニア州ピッツバーグ生まれのリンハートは、1963年にニューヨークへ移り、ラヴィン・スプーンフルを結成したジョン・セバスチャンのルームメイトになりました。その後、グリニッチ・ヴィレッジのフォーク・ロック・シーンと深く関わるようになり、ザ・セヴンス・サンズを結成したほか、即興音楽の様々なフォームを探求し、60年代後半から70年代半ばにかけてソロ・アルバムをリリースしています。
 
また、ヴィブラフォンのセッション・ミュージシャンとして、リッチー・ヘヴンスやカーリー・サイモン、ジミ・ヘンドリックスらのレコーディングに参加しました。
 
リンハートの楽曲「The Love’s Still Growing」は、カーリー・サイモン1971年のデビュー・アルバムに収録され、マーク・ムーギー・クリングマンと共作し、リンハート1971年のアルバム『The Time to Live is Now』に収録された「Friends」は、ベット・ミドラー1972年のデビュー・スタジオ・アルバム『The Divine Miss M』にも収録されています。
Friends
ベット・ミドラー
『The Divine Miss M』収録
(Atlantic:1972年)
商品詳細
Buzzy Linhart
『Buzzy's Buzzy』

CD(2008/8/21)輸入盤

※ファースト・ソロのジャケ/曲順違い
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ディスク・ガイド・シリーズ #032 フォーク・ミュージックU.S.A.

ディスク・ガイド・シリーズ #032 フォーク・ミュージックU.S.A.

2,200円
ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集

ぼくのアメリカ音楽漂流~鈴木カツ ライナーノーツ集

2,420円
アメリカン・ミュージック・トレイル~ロサンゼルスからシアトルまで

アメリカン・ミュージック・トレイル~ロサンゼルスからシアトルまで

2,420円
俺たちの1000枚 10Artists × 100Albums

俺たちの1000枚 10Artists × 100Albums

2,200円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ