ジャズ・トランぺッターのウォレス・ルーニー、新型コロナウイルスの合併症により59歳で死去

ウォレス・ルーニー(中央)、マイルス・デイヴィスと(右)。フェイスブック公式アカウントより


米ジャズ・トランぺッター/作曲家のウォレス・ルーニー(Wallace Roney)が3月31日、新型コロナウイルスの合併症により、ニュージャージーの病院で死去しました。享年59。ルーニーは、3月25日から入院していたそうです。

 

フィラデルフィア生まれのルーニーは12歳の頃から音楽キャリアをスタートさせ、1983年にアート・ブレイキー率いるジャズ・メッセンジャーズに参加し、80年代から90年代にかけてドラマーのトニー・ウィリアムスと多くのアルバムをレコーディングしました。

 

中でも注目すべきは、1991年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでマイルス・デイヴィスと共演したことで、その時の模様は映画『Miles Davis : Birth of the Cool』にフィーチャーされています。
 

同年にデイヴィスが他界してからは、ウェイン・ショーターやハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムスらとデイヴィスの追悼ツアーを行ない、その時のトリビュート・アルバム『A Tribute to Miles』は、1994年にグラミー賞を受賞しました。

 

また、2011年5月15日にニューヨークで開催された東日本大震災のチャリティ・コンサートに出演しています。

Miles Davis
Live in Montreux 1991

商品情報
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Wallace Roney

『Verses』

CD(1994/3/16)輸入盤
 
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