米ブルースマンのラッキー・ピータースンが55歳で死去
ブルース・ギタリストとして知られるラッキー・ピータースン(Lucky Peterson)が5月17日、テキサス州ダラスで亡くなりました。享年55。
訃報を伝えた彼のフェイスブックによると、病気で自宅にいたピータースンは、危篤状態で病院に搬送されましたが、回復することなく亡くなったそうです。現時点で死因は発表されていません。
1964年にニューヨーク州バッファローで生まれたピータースン(本名Judge Kenneth Peterson)は、父親が有名なブルース・ギタリストのジェイムズ・ピータースンで、ウィリー・ディクソンなど大物ブルース・アーティストが立ち寄るクラブ「The Governor’s Inn」のオーナーだったため、ラッキー・ピータースンはわずか5歳でこのクラブに出演していたそうです。
また、5歳の時にウィリー・ディクソンがプロデュースしたデビュー・アルバム『Our Future』をリリースし、その頃には米テレビ番組の『The Tonight Show』や『The Ed Sullivan Show』にも出演し、ジェイムス・ブラウンの「Please, Please, Please」をカヴァーした「1-2-3-4」は、1971年にビルボードのHot R&Bチャートでトップ40入りを果たしています。
10代に入ると、エタ・ジェイムズやボビー・ブランド、リトル・ミルトンらのバックアップ・ギタリスト/キーボーディストとして、ブルースのみならずR&B、ソウルまでカヴァーして幅広く活動。90年代からは毎年のようにアルバムをリリースしていました。
また、自身のグループ、ジ・オーガニゼイション(The Organization)と、妻でブルース・シンガーのタマラ・トラメルと世界各地でツアーを行ない、今年もいくつか公演日が決まっていました。
昨年10月には、キャリア50周年を記念するアルバム『50 – Just Warming Up!』をリリースしたばかりでした。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


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