ハワイアン音楽のレジェンド、ウィリー・Kが59歳で死去
ハワイアン音楽のレジェンドで、ソングライター/プロデューサーでもあったウィリー・K(本名William Awihilima Kahaiali’i)が5月18日、59歳で亡くなりました。『Honolulu Star Advertiser』が訃報を伝えており、ウィリーは2018年に肺ガンと診断されていたそうです。
ウィリーのフェイスブックには、次のように綴られています。
「今年の2月中旬、彼は肺炎で入院し、肺ガンの合併症を引き起こしました。彼は前向きな気持ちで元気にしており、再び演奏することを楽しみにしていましたが、突然容態が悪化し、病気との闘いに敗れました」
マウイ島ラハイナの音楽一家に生まれたウィリーは、ハワイアン・ジャズ・ギタリストの父マヌ・カハイアリイ(Manu Kahaiali’i)と共に8歳の頃から演奏を始めました。
1991年にデビュー・アルバム『Kahaiali’i』を発表した後、1993年から9年間、エイミー・ハナイアリイ・ギリオム(Amy Hanaiali’I Gilliom)とレコーディングやツアーを行ない、二人の作品はハワイのグラミー賞にあたるナ・ホク・ハノハノ・アワードを7回受賞、ウィリー自身はミュージシャン、プロデューサーとして19回この賞を受賞しています。
2005年にはギリオムとのコラボ・アルバム『Amy & Willie Live』が、グラミー賞初の「最優秀ハワイアン・ミュージック・アルバム」にノミネートされ、2018年にはハワイのアカデミー・オブ・レコーディング・アーツにおいて生涯功労賞を受賞しました。
ブルース、ロック、ハワイアン、オペラなど、様々な音楽スタイルで演奏していたウィリーは、マウイ・アーツ&カルチャー・センターで毎年「Willie K’s BBQ Bluesfest」を開催し、ミック・フリートウッドやスティーヴン・タイラー、アリス・クーパー、ビリー・ギボンズらと共演しています。

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