元UFOのギタリスト、ポール・チャップマンが66歳の誕生日に死去
英ハード・ロック・バンドのUFOとウェイステッド(Waysted)のギタリストだったポール・チャップマン(Paul William “Tonka” Chapman)が、66歳の誕生日を迎えた6月9日に亡くなりました。
彼の息子がポールのフェイスブックで訃報を伝えていますが、死因は公表されていません。
「この文章を書くのは非常に辛いですが、今日は父の66歳の誕生日で、彼は今日の昼過ぎに亡くなりました。彼は素晴らしい人で、エネルギッシュで愛情深く、とても気楽な人物で僕が愛した最初の人でした。彼と触れ合った誰もが彼を愛し……いや、敬愛していました」
ウェールズ出身のチャップマンは、1971年12月にゲイリー・ムーアの後任としてスキッド・ロウに加入し、1972年7月まで在籍しました。
UFOには1974年にセカンド・ギタリストとして加入、レコーディングには参加しませんでしたが、同年のアルバム『Phenomenon』のプロモーション・ツアーに参加しています。
1975年にUFOを脱退し、その後結成したローン・スター(Lone Star)に1978年まで在籍していましたが、1977年にUFOを脱退したマイケル・シェンカーの代役でUSツアーに参加しました。
チャップマンが初めてレコーディングに参加したUFOのアルバムは、ジョージ・マーティンがプロデュースした1980年の『No Place To Run』で、続けて1981年の『The Wild, The Willing And The Innocent』、1982年の『Mechanix』に参加し、1983年の『Making Contact』を最後にUFOを脱退しています。

その後、元UFOのピート・ウェイが結成したウェイステッドに加入し、アルバム『The Good The Bad The Waysted』(1985年)と『Save Your Prayers』(1986年)に参加。1987年に脱退した後、2003年にウェイステッドに復帰してニュー・アルバムに参加した後、再び2004年に脱退しました。またチャップマンは、PCP(ポール・チャップマン・プロジェクト)という新たなバンドも結成しています。
最近では、フロリダ州メルボルンにある自身のスタジオで音楽を教えていたそうです。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


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