ワイドスプレッド・パニックのオリジナル・ドラマー、トッド・ナンスが57歳で死去
ジャム・ロック・バンド、ワイドスプレッド・パニック(Widespread Panic)の創設メンバーで、ドラマーのトッド・ナンス(Todd Nance)が8月19日、慢性疾患の重篤な合併症により、ジョージア州アセンズで亡くなりました。享年57。
ワイドスプレッド・パニックは次の声明を発表しています。
「心痛な思いと素晴らしい思い出と共に、ブラザーのトッド・ナンスに別れを告げる時が来た。ワイドスプレッド・パニックは、トッドが初めて出演したショウの夜に誕生し、それから30年間、トッドはバンドのエンジンとなり、素晴らしい曲を書き、寛大なコラボレーターだった」
テネシー州生まれのナンスは、13歳からドラムの練習を始め、高校時代にギタリストのマイケル・ハウザーとガレージ・バンドを結成。1986年に、ハウザーにナンスとジョン・ベル、デイヴ・スクールズが加わり、ワイドスプレッド・パニックが結成されました。
ナンスは、1986年から2016年まで在籍し、バンドが発表した11枚のスタジオ・アルバムに参加しました。バンドは、フィッシュやグレイトフル・デッドと並び、伝説のジャム・バンドとして成功していますが、ナンスは自身の音楽に専念するため、2016年にバンドを脱退しました。
またナンスは、1995年から2002年にかけて、ヴィック・チェスナットとワイドスプレッド・パニックのメンバーらによるサイド・プロジェクト、ブルート(Brute)でも演奏しています。
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