「枯葉」で有名なフランスを代表するシャンソン歌手、ジュリエット・グレコが93歳で死去
Juliette Greco sings Sous le ciel de Paris(パリの空の下)
戦後のフランスを代表するシャンソン歌手で女優のジュリエット・グレコ(Juliette Greco)が9月23日、93歳で亡くなりました。家族の声明によると、グレコは自宅で家族に見守られながら息を引き取ったそうです。
グレコは1927年にフランスのモンペリエで生まれ、第二次世界大戦後の1951年に発表したファースト・シングル「Je Suis Comme Je Suis(私は私)」で注目されるようになりました。
彼女の音楽キャリアは70年にも及び、「Soul le ciel de Paris(パリの空の下)」や「Parlez-moi d’ amour(聞かせてよ愛の言葉を)」「Les Feuilles mortes(枯葉)」をはじめとする数々のヒット曲を残し、2015年にフェアウェル・ツアーを行なうまでレコーディングとツアーを続けていましたが、翌2016年に脳卒中を患い、歌手生命にピリオドを打ちました。
また、主に50年代から60年代にかけて数多くの映画に出演したほか、哲学者のジャン・ポール・サルトルやシモーヌ・ド・ボーヴォワール、アルベール・カミュらとも交流があることで知られていました。
私生活では、1949年にパリで演奏していたマイルス・デイヴィスと出会い、結婚には至りませんでしたが、その後も友人として「マイルスが亡くなるまで定期的に会っていた」と、1991年のガーディアン紙のインタヴューで語っていました。なお代表曲「枯葉」は、マイルスのレパートリーとしても良く知られています。
グレコは、50年代にフランス人俳優のフィリップ・ルメール、60年代〜70年代に同じく俳優のミシェル・ピコリと結婚し、ピアニストのジェラール・ジュアネストとは、1988年から彼が亡くなる2018年まで結婚していました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。



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