チャド＆ジェレミーのチャド・スチュアートが79歳で死去

1941年に英ウェストモーランド州で生まれたチャド（本名デヴィッド・スチュアート・チャドウィック）は、ロンドンの演劇学校セントラル・スクール・オブ・スピーチ＆ドラマで相方のジェレミー・クライドと出会い、1962年にフォーク・デュオを結成。1963年にチャド＆ジェレミーとしてデビュー・シングル「Yesterday’s Gone」をリリースしました。

この曲はイギリスよりもアメリカでヒットし、1964年に全米シングル・チャートの第21位を記録、ブリティッシュ・インヴェイジョンの波に乗り、続いてシングル「A Summer Song」と「Willow Weep For Me」が、それぞれ第7位と第15位にランクインしました。

この他にも、1965年から1966年にかけて4曲がトップ40入りを果たし、二人は多くのTV番組にゲスト出演したほか、バットマン（TVシリーズ）のエピソードにも出演しましたが、1968年以降は活動に陰りが見え始め、二人は別々の道を歩むことになりました。

その後、二人は何度か再結成したものの、チャドは2010年のアルバム『Fifty Years On』を最後に音楽から引退し、亡くなるまでアイダホで暮らしていました。

一方のジェレミーは、ソロ・アーティストとして活動する傍ら、旧友のピーター・アッシャーと現在もツアーを続けています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。