ジャズ・ミュージシャンのハワード・ジョンソンが79歳で死去

Rag Mama Rag ~ Brian Mitchell and Howard Johnson join The Last Waltz at Lincoln Center 08-06-16

ザ・バンドやタジ・マハールとの共演でも知られる米ジャズ・ミュージシャンのハワード・ジョンソンが1月11日、長年にわたる闘病生活の末、79歳で他界しました。

1941年にアラバマ州モンゴメリーで生まれたジョンソンは、主にチューバやサックスの奏者としてジャズの分野で活躍したほか、数多くのロック、R＆B、ポップ・アーティストらと共演しました。

ジャズの分野では、ハンク・クロフォードやチャールズ・ミンガス、アーチー・シェップ、ゲイリー・バートン、チャーリー・ヘイデン、ギル・エヴァンスらのサイドマンを務め、自身のバンドも結成していたジョンソンは、バンド・リーダーとして、1994年のファースト・アルバム『Arrival : A Pharoah Sanders Tribute』から2017年の『Testimony』に至るまで4枚のアルバムをリリースしました。

Howard Johnson's Nubia『Arrival - A Pharoah Sanders Tribute』
（Verve Records）1995年

商品詳細
Howard Johnson & Gravity
『Testimony』
MP3（2017/2/1）¥1,600

ロック関係では、ザ・バンド1972年のライヴ・アルバム『Rock of Ages』と1978年の『The Last Waltz』、タジ・マハール1968年のアルバム『Taj Mahal』と1971年の『The Real Thing』、ジョン・レノン1974年のアルバム『Walls and Bridges』と1980年の『Double Fantasy』にホーン奏者として参加し、マイルス・デイヴィスやマーヴィン・ゲイ、マディ・ウォーターズの作品にも参加しています。

また70年代には、米TV番組『サタデー・ナイト・ライヴ』でバンド指揮者を務め、1981年の「ウッドストック・ジャズ・フェスティバル」に出演し、1983年には映画『Eddie and the Cruisers』に脇役で出演したほか、同年の『セサミ・ストリート』でジェイムス・テイラーと「Jellyman Kelly」を演奏しました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。