KISS公認、地獄のお言葉Tシャツ発売記念。KISS、初来日公演で訪れた日本の思い出を語る/ポール・スタンレー編
KISS初来日から44年。それを記念し、彼らのキラー・チューン4曲をピックアップしてそのリリックの一節を引用した「地獄のお言葉」を刻んだTシャツとトートバッグが弊社より発売されます。もちろんKISS公認! そこでMLCでは、彼らの初来日の模様を掲載した1977年の『ミュージック・ライフ』から、各メンバーの「日本の思い出」を初来日時の写真と共に再掲載。文章から「1977年らしさ」も味わいつつ、Tシャツ&トートバッグをぜひお買い上げください! 個別コメント集、大トリはもちろんポール・スタンレー編!
〈以下、『ミュージック・ライフ』1977年6月号より抜粋〉
〈以下、『ミュージック・ライフ』1977年6月号より抜粋〉


きっとまたキッスしに行くよ!──ポール・スタンレー
日本からはたくさんのおみやげを持って帰ったよ。そのなかにはお金じゃ買えないものだとか、思い出とかがずいぶんあるんだ。これはもう宝ものだね。
僕がみんなに自慢しているのは、ファンがプレゼントしてくれた人形。4つもあるんだけど、どれも僕そっくりで、胸毛もちゃんとあるんだ! 帰国するとき、スーツケースにつめるのがしのびなくてね、紙袋にいれていっしょに飛行機に乗ってきたんだぜ。一番にママに見 せたんだけど、声をあげてよろこんでた。
僕のこれまでの想像じゃ、日本人ってのは社交性や感情表現に欠けてて、無表情な人達だとばかり思いこんでた。ところがまったく違ってた。僕の日本観、日本人観は正反対に訂正されたよ。みんな実にフレンドリーで礼儀正しい人たちばかりだ。ファンの女のコたちにしてもね、彼女たちの見せてくれた好意の表現がすごく豊かなんだ。人形のプレゼントなんて最高だね。
コンサートはどの会場もいい雰囲気だったけど、とくに4月2日は、今までの僕らのコンサートのなかでも一番の出来だったと自負してるよ。すばらしかった。あの日はテレビ・カメラも回ってたんだよね。みんな見てくれただろうね。僕だって見たくてたまんなかったよ。あんないいショウをテレビで見られるなんて、日本はなんてすばらしい国なんだろう! 住みたいよ、僕。
しかしもっとゆっくり滞在したかったな。時間もなかったけど、目ざといガードマンをくらますことができなかった。変装してホテルをそっとぬけ出し、おしのびでショッピングくらいしてみたかったね。映画も見たかったし、何より皇居へ行きたかったのにな。日本は想像以上に近代的な国だったけど、何千年という歴史の重みはすごいね。これはアメリカ人の僕らの持たないものだから、キョートなんかで目のあたりにするとまるでマジックみたいだった。感動したよ。
アメリカへ帰ったらあれもこれも話してやろうと思ってたけど、待ちきれなくて日本にいるときから電話をかけたんだ。両親とか友達のランナウェイズ。みんなうらやましがってね、ママなんか明日にでも飛んできそうな勢いだった。ランナウェイズはサンディ・ウエストが電話に出たんだけど、彼女たちも近々日本に行くっていうんで、エキサイトしてたよ。彼女たちが日本から戻ったら、こんどは僕がみやげ話を聞くことになりそうだね。サンディも自分そっくりの人形を抱えて帰国したり、なんてことになるかな。
ほんとに有意義なツアーだったよ。ファンはとてもオ ープンに僕らを迎えてくれたし、僕らに多くのものを与えてくれた。ひとりひとりにお礼を言いたいな。もちろんこれきりですませるなんて考えられない。必ずまた行くよ。ジーンは日本のファンのことを“good taste”(おいしい)って言ってるが、ファンのみんなにもキッスはおいしいと言われたいね。なんたって“kiss” なんだからね!
日本からはたくさんのおみやげを持って帰ったよ。そのなかにはお金じゃ買えないものだとか、思い出とかがずいぶんあるんだ。これはもう宝ものだね。
僕がみんなに自慢しているのは、ファンがプレゼントしてくれた人形。4つもあるんだけど、どれも僕そっくりで、胸毛もちゃんとあるんだ! 帰国するとき、スーツケースにつめるのがしのびなくてね、紙袋にいれていっしょに飛行機に乗ってきたんだぜ。一番にママに見 せたんだけど、声をあげてよろこんでた。
僕のこれまでの想像じゃ、日本人ってのは社交性や感情表現に欠けてて、無表情な人達だとばかり思いこんでた。ところがまったく違ってた。僕の日本観、日本人観は正反対に訂正されたよ。みんな実にフレンドリーで礼儀正しい人たちばかりだ。ファンの女のコたちにしてもね、彼女たちの見せてくれた好意の表現がすごく豊かなんだ。人形のプレゼントなんて最高だね。
コンサートはどの会場もいい雰囲気だったけど、とくに4月2日は、今までの僕らのコンサートのなかでも一番の出来だったと自負してるよ。すばらしかった。あの日はテレビ・カメラも回ってたんだよね。みんな見てくれただろうね。僕だって見たくてたまんなかったよ。あんないいショウをテレビで見られるなんて、日本はなんてすばらしい国なんだろう! 住みたいよ、僕。
しかしもっとゆっくり滞在したかったな。時間もなかったけど、目ざといガードマンをくらますことができなかった。変装してホテルをそっとぬけ出し、おしのびでショッピングくらいしてみたかったね。映画も見たかったし、何より皇居へ行きたかったのにな。日本は想像以上に近代的な国だったけど、何千年という歴史の重みはすごいね。これはアメリカ人の僕らの持たないものだから、キョートなんかで目のあたりにするとまるでマジックみたいだった。感動したよ。
アメリカへ帰ったらあれもこれも話してやろうと思ってたけど、待ちきれなくて日本にいるときから電話をかけたんだ。両親とか友達のランナウェイズ。みんなうらやましがってね、ママなんか明日にでも飛んできそうな勢いだった。ランナウェイズはサンディ・ウエストが電話に出たんだけど、彼女たちも近々日本に行くっていうんで、エキサイトしてたよ。彼女たちが日本から戻ったら、こんどは僕がみやげ話を聞くことになりそうだね。サンディも自分そっくりの人形を抱えて帰国したり、なんてことになるかな。
ほんとに有意義なツアーだったよ。ファンはとてもオ ープンに僕らを迎えてくれたし、僕らに多くのものを与えてくれた。ひとりひとりにお礼を言いたいな。もちろんこれきりですませるなんて考えられない。必ずまた行くよ。ジーンは日本のファンのことを“good taste”(おいしい)って言ってるが、ファンのみんなにもキッスはおいしいと言われたいね。なんたって“kiss” なんだからね!

ポール左手の下にあるのが当時の最新号である1977年4月号。それにサインをしてくれたものが3月12日MLCニュースで掲載した同号。ちなみに左端は取材でインタヴュアーを務めた一人である近田春夫氏。
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祝! KISS初来日から44年、 KISS公認、地獄のお言葉Tシャツ&トートバッグ! そして特典付きバンド・スコアも新発売!
★『バンド・スコア ベスト・オブ・キッス[ワイド版]』 New!
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祝! KISS初来日から44年、 KISS公認、地獄のお言葉Tシャツ&トートバッグ!
KISS、初来日から今年で44年!──1977年3月、KISSは日本に初上陸。それを記念し、KISSの名曲から歌詞を引用、4曲の「地獄おの言葉」が刻まれたTシャツ、バッグを新発売、もちろんKISS公認です。初来日記念日となる3月24日より弊社SHINKO MUSIC RECORDS SHOPで予約開始、ぜひお求めください!
■ご購入は下記ショッピングサイトから

■お問い合わせ
シンコーミュージック・エンタテイメント マーチャンダイジング係
03-3292-7919(平日 11:00-18:00)

![バンド・スコア ベスト・オブ・キッス[ワイド版]](https://www.musiclifeclub.com/global-image/units/img/826686-5-20210303204830_b603f778ef3146.jpg)

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