元タワー・オブ・パワーのギタリスト、ブルース・コンテが死去
米ファンク/R&Bバンド、タワー・オブ・パワーに1972年~1979年まで在籍していたR&B/ジャズ・フュージョン・ギタリストのブルース・コンテ(Bruce Conte)が白血病で亡くなり、バンド・リーダーのエミリオ・カスティーヨが8月10日、SNSで訃報を発表しました。
「我々タワー・オブ・パワー・ファミリーは、親愛なる兄弟のブルース・コンテが亡くなったことを知り、悲しんでいます。ブルースは、我々の50周年記念ライヴ(2月9日MLCニュース参照)に参加し、長年にわたり一緒に演奏し、笑ってきました。彼は唯一無二の特徴的なサウンドで知られ、本当に愉快な人物でした。彼と分かち合った笑いと演奏を忘れることはありません。彼はロッコ(2020年10月1日MLCニュース参照)やミック、スキップたちの所へ行ってしまいました」
カリフォルニア生まれのコンテは、高校生だった60年代初期から従兄弟のヴィクター・コンテとファミリー・バンドで演奏し始め、1969年にサンフランシスコに移住した後、タワー・オブ・パワーの前座を務めていたローディング・ゾーンというバンドに加入しました。
タワー・オブ・パワーのエミリオ・カスティーヨと親しくなったコンテは、1972年にカスティーヨがバンドのメンバー・チェンジをする際に加入し、1973年のアルバム『Tower of Power』から1978年の『We Came to Play!』まで参加、これらのアルバムではギターを演奏しただけでなく、収録曲の大半を共作または単独で作曲しました。
1979年にバンドを脱退した後は、サンフランシスコとロサンゼルスの様々なバンドで演奏したほか、4枚のソロ・アルバムもリリースし、2006年~2007年に再びタワー・オブ・パワーとツアーを行なった後、フィリピンのセブ島に移住していました。
その後、2012年にロサンゼルスに戻りましたが、亡くなるまでの10年間、糖尿病と白血病を患っていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
Tower of Power
『50 Years of Funk & Soul : Live at the Fox Theater』
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