コマンダー・コディ＆ヒズ・ロスト・プラネット・エアメンのジョージ・フレインが77歳で死去

カントリー・ロック・バンド、コマンダー・コディ＆ヒズ・ロスト・プラネット・エアメン（Commander Cody and His Lost Planet Airmen）のリーダーで、コマンダー・コディをステージ・ネームとしていたジョージ・フレイン（George Frayne）が9月26日、ニューヨーク州サラトガ・スプリングスにて77歳で死去しました。

妻のスー・カサノヴァがフェイスブックで訃報を伝えており、死因は発表されていませんが、フレインはガンと闘っていました。

1944年にアイダホ州ボイシで生まれたフレインは、ミシガン大学で建築デザインと彫刻、絵画を学び、1967年にミシガン州でコマンダー・コディ＆ヒズ・ロスト・プラネット・エアメンを結成しました。コマンダー・コディは、50年代のSFキャラクターであり、バンド名は1951年の映画に由来していました。

カントリー、ロックンロール、ウェスタン・スウィング、ロカビリー、ジャズ、ブギウギを融合させたバンドは、当時の伝統的カントリー・ロックとは一線を画し、地元のバーで数年演奏した後、カリフォルニア州バークリーに拠点を移しました。

バークリーのパラマウント・レコードと契約したバンドは、1971年にデビュー・アルバム『Lost in the Ozone』をリリースし、当時のグレイトフル・デッドやアリス・クーパー、ビーチ・ボーイズのオープニング・アクトを務めたこともありました。

バンドは1976年までに6枚のアルバムをリリースしましたが、1976年に解散し、その後ソロ活動に転向したフレインは、コマンダー・コディの名前を使いながらアルバムのリリースとツアーを続けていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。