タヴァレスのリーダー、ラルフ・タヴァレスが79歳で死去

5人兄弟から成る米R&B/ファンク/ソウル・グループ、タヴァレスのリーダーで長男のラルフ・タヴァレス(画像左端)が12月8日、79歳で死去しました。
タヴァレス兄弟は、末弟がまだ9歳だった1959年に「チャビー&ザ・ターンパイクス」としてパフォーマンスを始め、60年代後半から、ニューイングランドの様々なクラブでR&Bの名曲をカヴァーしていました。

1967年にキャピトル・レコードと契約したグループは、1973年までにグループ名をタヴァレスに変え、同年リリースしたファースト・シングル「Check It Out」がR&Bチャートのトップ10に入り、翌1974年に同名のデビュー・アルバムをリリースしました。また1974年には、ホール&オーツのカヴァー「She’s Gone」がR&Bチャートの第1位に輝き、1975年のアルバム『In the City』からは、「It Only Takes a Minute」がNo.1ヒットになりました。

チャートで大成功を収めたタヴァレスは、ジャクソン5のツアーで前座を務め、その後も1976年の「Heaven Must Be Missing an Angel」や「Don’t Take Away the Music」、1977年の「Whodunit」が大ヒットし、タヴァレスが1977年にレコーディングしたビー・ジーズのカヴァー「More Than a Woman」は、同年の映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のサントラにフィーチャーされ、全米と全英のシングル・チャートでそれぞれ32位と7位を記録、タヴァレスはこの曲で唯一のグラミー賞を受賞しました。

しかしながら、それ以降はアルバムが以前ほど成功せず、80年代初頭にキャピトルからRCAに移籍したタヴァレスは、バラード曲「A Penny for Your Thoughts」がグループ最後のヒット曲となり、同曲は1982年のグラミー賞にノミネートされましたが、1983年のアルバム『Words and Music』がタヴァレス最後のアルバムになりました。

続いてラルフは1984年、音楽業界への不満や家族と時間を過ごせないことへの罪悪感からグループを脱退し、2014年には次男のプーチが健康問題のため引退しましたが、それを機にグループはラルフを呼び戻し、ラルフは亡くなるまでタヴァレスとしてツアーを続けていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
Tavares - Heaven Must Be Missing An Angel - Showbizzquiz (1979) • TopPop
Tavares - Don't Take Away The Music (single edit 1976) • TopPop
Tavares - Whodunit (Alternate Version) • TopPop
Ralph Tavares, Grammy Winner
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