『ビルボード』誌によると、ブルース・スプリングスティーンが、全カタログのマスター音源の権利をソニー・ミュージックに、音楽出版権をソニー・ミュージック・パブリッシングに、合わせて5億ドル（約569億円）で売却したそうです。

カタログには、300以上の楽曲、20枚のスタジオ・アルバム、23枚のライヴ・アルバム、7枚のEPなどが含まれているとのこと。

新型コロナのパンデミックによるツアー収入の激減や、ストリーミングによるロイヤルティ収入の圧迫などにより、ここ1年で多くのアーティストが著作権を売却しており、ボブ・ディランは昨年12月に3億ドル以上で売却し（2020年12月8日MLCニュース）、ニール・ヤングは今年1月に権利の50％を1億5,000ドルで売却しました（1月7日MLCニュース）。

また、デヴィッド・クロスビー（3月5日MLCニュース）やスティーヴィー・ニックス、レッチリ、モトリー・クルーらも売却していますが、スプリングスティーンの売却額は、これまでの最高値になるようです。