米R&Bベーシスト/シンガー、マイケル・ヘンダーソンが71歳で死去

スティーヴィー・ワンダーやマイルス・デイヴィスと共演し、自身のソロ・ヒットもある米R&Bベーシスト/シンガーのマイケル・ヘンダーソン(Michael Henderson)が7月19日、71歳で死去しました。死因は発表されていませんが、ヘンダーソンは2週間前からアトランタの病院に入院していたそうです。

彼のフェイスブック・ページには、次のメッセージが掲載されています。
「シンガー、ソングライター、ベースの革新者、音楽プロデューサー、そして父であり息子であるマイケル・ヘンダーソンが本日、ジョージア州アトランタの自宅にて家族と愛する人々に見守られる中、安らかに息を引き取りました。彼のハートと魂に神のご加護を……。彼は多くの人々の人生に触れ、多くのライヴ・コンサート、レコーディング、ソーシャルメディア、インタヴュー、大好きなツアーを通じ、その愛に応えていました」
ヘンダーソンは、1951年にミシシッピ州ヤズー・シティで生まれ、60年代前半にデトロイトへ移り、セッション・ミュージシャンとして活動していました。

シカゴのリーガル・シアターでスティーヴィー・ワンダーの目に留まったヘンダーソンは、ワンダーとツアーを行ない、ワンダー1970年のライヴ・アルバム『Live at the Talk of the Town』にも参加。それを機にマイルス・デイヴィスからも注目され、デイヴィスが1971年に発表した2枚のジャズ・フュージョン・アルバム『Jack Jonson』と『Live-Evil』や、1975年の『Agharta』で演奏したほか、マーヴィン・ゲイやアレサ・フランクリン、ドラマティックス、ドクター・ジョンらのレコーディングにも参加していました。

その後、自身のソングライティングとヴォーカルに専念したヘンダーソンは、1976年の初ソロ・アルバム『Solid』から1986年の『Bedtime Stories』に至るまで、8枚のアルバムをリリースしました。

また、1978年のシングル「Take Me I’m Yours」と1980年の「Wide Receiver」が、R&Bチャートの3位と4位を記録する大ヒットになり、1978年の「In the Night-Time」と1986年の「Do It to Me Good(Tonight)」が、同チャートの15位と17位にランクインしました。

ヘンダーソンは、1986年の「Bedtime Stories」を最後にレコーディング活動から引退しましたが、彼の曲はその後30年にわたり他のアーティストからカヴァーされ、最近までソロ・パフォーマンスや、他のアーティストのサポートを続けていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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