フリートウッド・マックのキーボーディスト、クリスティン・マクヴィーが79歳で死去
英ロック・バンド、フリートウッド・マックのキーボーディスト/シンガー/ソングライターのクリスティン・マクヴィー(Christine McVie)が11月30日、79歳で死去しました。
家族によると、マクヴィーは短い闘病生活の後、ロンドンの病院で安らかに亡くなったそうで、フリートウッド・マックもSNSで訃報を伝えています。
「クリスティン・マクヴィーが亡くなり、私たちの悲しみは言葉では言い表せません。彼女は本当に唯一無二の存在で、特別で計り知れない才能の持ち主でした。彼女は誰のバンドにいても最高のミュージシャンであり、誰の人生においても最高の友人でした。私たちは彼女と人生を分かち合えてとても幸運でした。個人としても仲間としても、私たちはクリスティンをとても大切に思い、彼女との素晴らしい思い出に感謝しています。彼女がいなくなり、とても寂しくなります」
家族によると、マクヴィーは短い闘病生活の後、ロンドンの病院で安らかに亡くなったそうで、フリートウッド・マックもSNSで訃報を伝えています。
「クリスティン・マクヴィーが亡くなり、私たちの悲しみは言葉では言い表せません。彼女は本当に唯一無二の存在で、特別で計り知れない才能の持ち主でした。彼女は誰のバンドにいても最高のミュージシャンであり、誰の人生においても最高の友人でした。私たちは彼女と人生を分かち合えてとても幸運でした。個人としても仲間としても、私たちはクリスティンをとても大切に思い、彼女との素晴らしい思い出に感謝しています。彼女がいなくなり、とても寂しくなります」

マクヴィーは1943年に英ランカシャー州で生まれ、子供時代からピアノを弾き始め、バーミンガムのモーズリー美術学校に通いながら、英国のブルース・シーンに進出しました。 当初はサウンズ・オブ・ブルー(Sounds of Blue)で演奏していましたが、卒業前にバンドが解散し、1967年に同バンドのメンバーらが結成したブルース・バンド、チキン・シャック(Chicken Shack)に加入しました。チキン・シャックでは2枚のアルバムに参加し、マクヴィーのリード・ヴォーカルをフィーチャーした1969 年のシングル「I'd Rather Go Blind」がUKでヒットしました。
1968年には、チキン・シャックのツアーで知り合ったフリートウッド・マックのベーシスト、ジョン・マクヴィーと結婚し、1969年にチキン・シャックを脱退。1970年にフリートウッド・マックに加入したマクヴィーは、ソロ・キャリアも始動し、同年初ソロ・アルバム『Christine Perfect』を発表していました。
フリートウッド・マックのアルバムには、1968年のセカンド・アルバム『Mr. Wonderful』から本名のクリスティン・パーフェクトとして参加していましたが、公式メンバーとして参加したのは、1971年の『Future Games』からでした。
しかしながら、このアルバムはUKでヒットせず、バンドは1974年に活動拠点をアメリカに移し、翌1975年に、当時デュオとして活動していたスティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが加入しました。
同年、新たなラインナップでリリースしたアルバム『Fleetwood Mac』(邦題『ファンタスティック・マック』)には、マクヴィーが書いたヒット曲「Over My Head」と「Say You Love Me」が収録され、このアルバムは全米チャートで第1位を獲得しました。
続く1977年のアルバム『Rumours』(邦題『噂』)は、31週にわたり全米チャートの第1位を記録し、バンド最大のヒット作になっただけでなく、史上最も売れたアルバムの一つになりました。同作にも、マクヴィーが書いたヒット曲「Don’t Stop」「You Make Loving Fun「Songbird」が収録されています。
1968年には、チキン・シャックのツアーで知り合ったフリートウッド・マックのベーシスト、ジョン・マクヴィーと結婚し、1969年にチキン・シャックを脱退。1970年にフリートウッド・マックに加入したマクヴィーは、ソロ・キャリアも始動し、同年初ソロ・アルバム『Christine Perfect』を発表していました。
フリートウッド・マックのアルバムには、1968年のセカンド・アルバム『Mr. Wonderful』から本名のクリスティン・パーフェクトとして参加していましたが、公式メンバーとして参加したのは、1971年の『Future Games』からでした。
しかしながら、このアルバムはUKでヒットせず、バンドは1974年に活動拠点をアメリカに移し、翌1975年に、当時デュオとして活動していたスティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムが加入しました。
同年、新たなラインナップでリリースしたアルバム『Fleetwood Mac』(邦題『ファンタスティック・マック』)には、マクヴィーが書いたヒット曲「Over My Head」と「Say You Love Me」が収録され、このアルバムは全米チャートで第1位を獲得しました。
続く1977年のアルバム『Rumours』(邦題『噂』)は、31週にわたり全米チャートの第1位を記録し、バンド最大のヒット作になっただけでなく、史上最も売れたアルバムの一つになりました。同作にも、マクヴィーが書いたヒット曲「Don’t Stop」「You Make Loving Fun「Songbird」が収録されています。
なお、マクヴィーは前年の1976年にジョンと離婚し、その10年後にキーボーディストのエディ・クインテラと再婚、しかしながら再び離婚となり、1998年にフリートウッド・マックが「ロックの殿堂」入りを果たした後にバンドを脱退し、しばらく公の場に姿を現しませんでした。
そして15年後の2013年、マクヴィーはミック・フリートウッドのブルース・バンドとハワイのステージで共演し、翌2014年にフリートウッド・マックに復帰、バンドが2014年~2015年に行なったツアー「On with the Show」にも参加しました。
2017年には、リンジー・バッキンガムとコラボ・アルバム『Lindsey Buckingham Christine McVie』をリリースし、今年の6月には、初のソロ・コンピレーション・アルバム『Songbird』(4月25日MLCニュース)をリリースしましたが、これがマクヴィー最後の作品になりました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品詳細
クリスティン・マクヴィー
『Songbird(A Solo Collection)』
・Amazon Music・MP3(2022/6/24)¥800
・CD(2022/6/24)輸入盤
・LP(2022/6/24)輸入盤

商品詳細
クリスティン・マクヴィー
『Christine Mcvie』
・Amazon Music・MP3(1984/1/27)¥1,500
・CD(1997/11/25)輸入盤
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『Christine Mcvie』
・Amazon Music・MP3(1984/1/27)¥1,500
・CD(1997/11/25)輸入盤

商品詳細
リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー
『リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー』
CD(2017/7/19)¥2,640
リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー
『リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー』
CD(2017/7/19)¥2,640
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