アシュ・ラ・テンペルのリーダー、マニュエル・ゲッチングが70歳で死去

Ash Ra Tempel VI, Manuel Göttsching
『Ash Ra Tempel VI:Inventions For Electric Guitar』(Kosmische Musik:1975)
クラウトロックの代表的バンド、アシュ・ラ・テンペル(Ash Ra Tempel)のリーダー/作曲家のマニュエル・ゲッチング(Manuel Göttsching)が12月4日、70歳で死去しました。

ゲッチングのウェブサイトで訃報が伝えられています。

「マニュエル・ゲッチングは12月4日、家族に見守られながら、安らかに息を引き取りました。彼が残した空白を、私たちは彼の音楽と愛にあふれた思い出で埋めたいと思っています。あなたの指がギターの弦に触れると、世界が静止しました。あなたの演奏を聴くたびに世界が止まり、あなたを私たちに戻してくれますよう。RIP」
ゲッチングは1952年にドイツのベルリンで生まれ、60年代後半から70年代初期にかけて、西ベルリンのアングラ・シーンで有名になりました。

1970年にクラウス・シュルツェ(ドラム)とハルトムート・エンケ(ベース)と共にアシュ・ラ・テンペルを結成し、バンドは1971年のデビュー・アルバム『Ash Ra Tempel』から1973年の『Starring Rosi』に至るまで、5枚のスタジオ・アルバムをリリースしました。

その後ゲッチングは、1975年に初ソロ・アルバム『Inventions for Electric Guitar』を発表し、それ以降は主にレコードのプロデュースを手掛けるようになり、また1976年の『New Age of Earth』をはじめ、アシュラ(Ashra)の名でアルバムをリリースしていました。

1984年にゲッチング名義で発表したセカンド・ソロ・アルバム『E2-E4』は、当初酷評されたものの、80年代後半にテクノ・ハウスの始祖として再評価され、多くのアーティストに影響を与えました。

ゲッチングは、2000年にクラウス・シュルツェとアシュ・ラ・テンペルを再結成し、同年アルバム『Friendship』をリリース。近年は、世界中でライヴを行ないながら、ソロ・アルバムやアシュ・ラ・テンペルのアルバムのリイシューに取り組んでいました。

安らかな眠りをお祈りいたします。

アシュ・ラ・テンペル公式サイト
商品詳細
Ash Ra Tempel 
『ファースト』


CD(2018/11/25)¥3,324
商品詳細
Ash Ra Tempel 
『Join Inn』


CD(2012/5/8)輸入盤
商品詳細
アシュ・ラ・テンペル VI/マニュエル・ゲッチング 
『インヴェンションズ・フォー・エレクトリック・ギター』


CD(2018/12/20)¥3,193
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