チャーリー・ワッツの妻、シャーリー・ワッツが84歳で死去
家族が訃報を伝えています。
「セラフィーナ、シャーロット、バリーが、愛する母、祖母、義理の母であるシャーリー・ワッツの訃報を発表するのは、非常に悲しいことです。シャーリーは短い闘病生活の末、12月16日金曜日にUKのデボンにて、家族に囲まれながら安らかに息を引き取りました。
彼女の妹ジャッキーとジル、そして弟のスティーヴンも彼女の死を惜しんでいることでしょう。彼女は今、最愛のチャーリーと永遠の再会を果たしました」

シャーリー・アン・シェパードは1938年9月にイギリスで生まれ、1961年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートに通っていた時にワッツと出会い、二人は1964年に結婚、チャーリーが亡くなる2021年8月24日まで、57年間添い遂げました。
チャーリーのうぬぼれや傲慢を許さなかったシャーリーは、1969年に友人トニー・キングに宛てた手紙の中で、「チャーリーが週末、ストーンズのメンバーであることに慢心しきって帰宅したの。そこで私は、彼にオーブンの掃除をさせたのよ」と綴っており、この手紙は、2022年に出版されたチャーリーの公式バイオグラフィ『Charlie’s Good Tonight:The Life, the Times, and the rolling Stones:The Authorized Biography of Charlie Watts』(7月4日MLCニュース)で紹介されています。

Paul Sexton(著)
『Charlie's Good Tonight:The Life, the Times, and the Rolling Stones:The Authorized Biography of Charlie Watts』
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またシャーリーは、彫刻家、馬のブリーダー、動物保護団体「Forever Hounds Trust」の後援者でもあり、長年にわたり同団体から多くの犬を引き取っていました。
シャーリーの訃報を受け、ロニー・ウッドは次の追悼メッセージを発表しています。
「サリーと僕は、友人シャーリー・ワッツの訃報を聞き、非常に悲しんでいます。あなたがいなくなってとても寂しいですが、あなたが愛するチャーリーと再会したことで慰められています。私たちの思いと祈りは、彼らの娘セラフィーナ、孫のシャーロット、義理の息子バリーと共にあります」
なお、誠実さを誇りにしていたチャーリー・ワッツは、当初からストーンズに近づくグルーピーを避け、一般的なロックのライフスタイルを軽蔑し、ワイルドなストーンズのコア・メンバーでありながら、バンドの大規模なツアーよりも、静かな家庭生活とスタジオでのレコーディングを好んでいました。
チャーリーは、上記のバイオグラフィで次のように綴っています。
「彼女はすごい女性である。この人生で唯一の後悔は、決して十分と言えるほど家にいなかったことだ。だが彼女は、僕がツアーを止めたら悪夢だと言い、ツアーに戻れといつも言っていた」
安らかなる眠りをお祈りいたします。


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