モデスト・マウスのドラマー、ジェレマイア・グリーンが45歳で死去

米インディ・ロック・バンド、モデスト・マウス(Modest Mouse)の創設メンバー/ドラマーのジェレマイア・グリーン(Jeremiah Green)が12月31日、45歳で死去しました。グリーンは亡くなる直前、ステージ4のガンであることが公表されたばかりでした。

バンドのフロントマン、アイザック・ブロックがSNSで訃報を伝えています。
「今日、我々は親愛なる友人のジェレマイアを喪い、どう受け入れていいのか分かりません。 彼は体を休めるために横になり、そのまま亡くなってしまいました。すぐにでも美しい言葉をたくさん言いたいのですが、まだその時ではありません。それらの言葉は後に、多くの人々から発せられることでしょう。あなたが与える、得る、与えた、そしてこれから得るすべての愛に感謝してください。何よりも、ジェレマイアは愛がすべての人でした」

ジョニー・マー(左から3人め)在籍時のモデスト・マウス。右端がジェレマイア・グリーン。

シアトルで育ち、10代でドラムを学んだグリーンは、1993年にアイザック・ブロックとベーシストのエリック・ジュディと共にモデスト・マウスを結成し、1996年にデビュー・アルバム『This Is a Long Drive for Someone With Nothing to Think About』を発表しました。翌1997年のセカンド・アルバム『The Lonesome Crowded West』が地元ワシントン州で注目を集め、2000年のサード・アルバム『The Moon & Antarctia』は、2009年にゴールド・ディスクに認定されました。

グリーンは2003年、精神的な問題により一時的にモデスト・マウスを脱退し、自身のバンド、ヴェルズ(Vells)とデビューEP「Vells」をリリースしましたが、翌年モデスト・マウスに復帰、バンドが最も成功を収めた2004年のアルバム『Good News for People Who Love Bad News』には参加しなかったものの、それ以外の全アルバムに参加しました。

なお、グリーン復帰後のモデスト・マウス2007年のアルバム『We Were Dead Before the Ship Even Sank』には、2006年に加入したジョニー・マー(2008年脱退)が参加しており、マーは「友人、バンド仲間のグリーンは、これまで会った中で最もクリエイティヴなミュージシャンだった」と追悼メッセージを発表しています。
グリーンは2022年、アルバム『The Lonesome Crowded West』の25周年記念ツアーにも参加し、亡くなるまでバンドに在籍していました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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