ウエストコースト・シーンのアイコン、デヴィッド・クロスビーが81歳で死去
ザ・バーズとクロスビー、スティルス&ナッシュ(CSN)の創設メンバーで、シンガー/ソングライターのデヴィッド・クロスビー(David Crosby)が1月19日、81歳で死去しました。
妻のジャン・ダンス(Jan Dance)が声明を発表しています。
「愛するデヴィッド・(クロズ)・クロスビーが、長い闘病生活の末に亡くなり、大きな悲しみに包まれています。彼は、妻でソウルメイトのジャンと息子のジャンゴに愛情を込めて囲まれていました。彼はもうこの世にいませんが、彼の人間性と優しい魂は、これからも私たちを導き、元気づけてくれることでしょう。彼のレガシーは、彼の伝説的な音楽を通じて生き続けます。デヴィッドを知る全ての人々、そして彼が触れた人々に平和と愛、調和を。彼がいなくなり本当に寂しくなります。今、私たちは悲しみに暮れ、深い喪失感に対処しておりますので、プライヴァシーを尊重していただければ幸いです。愛と祈りに感謝いたします」
妻のジャン・ダンス(Jan Dance)が声明を発表しています。
「愛するデヴィッド・(クロズ)・クロスビーが、長い闘病生活の末に亡くなり、大きな悲しみに包まれています。彼は、妻でソウルメイトのジャンと息子のジャンゴに愛情を込めて囲まれていました。彼はもうこの世にいませんが、彼の人間性と優しい魂は、これからも私たちを導き、元気づけてくれることでしょう。彼のレガシーは、彼の伝説的な音楽を通じて生き続けます。デヴィッドを知る全ての人々、そして彼が触れた人々に平和と愛、調和を。彼がいなくなり本当に寂しくなります。今、私たちは悲しみに暮れ、深い喪失感に対処しておりますので、プライヴァシーを尊重していただければ幸いです。愛と祈りに感謝いたします」
クロスビーは1941年にロサンゼルスで生まれ、10代の時に兄からギターをもらったことで、音楽に興味をもつようになりました。シカゴとニューヨークで過ごした後、1964年にジーン・クラーク、ロジャー・マッギンとロサンゼルスでザ・バーズを結成、1965年に発表したデビュー・アルバム『Mr. Tambourine Man』とセカンド・アルバム『Turn! Turn! Turn!』がヒットしました。その後、バンドのサウンドはフォーク・ロックからサイケデリック・ロックにシフトし、クロスビーは5作目のアルバム『The Notorious Byrd Brothers』(邦題『名うてのバード兄弟』)まで参加したものの、1967年に脱退しました。
続いて、1968年にスティーヴ・スティルス、グラハム・ナッシュと、クロスビー、スティルス&ナッシュを結成し、1969年にデビュー・アルバム『Crosby, Stills & Nash』を発表、同作はプラチナ・ディスクに認定され、翌年にはグラミー賞の「最優秀新人賞」を受賞しました。
また1970年からニール・ヤングが加わり、同年クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSNY)としてファースト・アルバム『Déjà Vu』を発表、同作は全米チャートの第1位を記録しました。CSNYは、1999年の『Looking Forward』が最後のスタジオ・アルバムになっており、2015年の末からはユニット活動を休止していました。
また1970年からニール・ヤングが加わり、同年クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング(CSNY)としてファースト・アルバム『Déjà Vu』を発表、同作は全米チャートの第1位を記録しました。CSNYは、1999年の『Looking Forward』が最後のスタジオ・アルバムになっており、2015年の末からはユニット活動を休止していました。
クロスビーはグレアム・ナッシュとともに、クロスビー&ナッシュとして1975年12月に初めて来日。東名阪および福岡でのステージに立ち、その際の初来日インタヴュー(『ミュージック・ライフ』1976年2月号掲載)を弊社より現在発売中の『ウエスト・コースト・ロック読本』で読むことができます。
ウエスト・コースト・ロック読本
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なお、クロスビーは1971年に初ソロ・アルバム『If I Could Only Remember My Name』を発表し、2021年の『For Free』(2021年5月25日MLCニュース)に至るまで8枚のソロ・アルバムをリリース。昨年12月には、初ソロ・ライヴ作品『David Crosby & the Lighthouse Band Live at the Capitol Theatre』(2022年11月8日MLCニュース)をリリースしたばかりでした。
クロスビーはバーズのメンバーとして、またCSNのメンバーとして、90年代に「ロックの殿堂」入りを2度果たしています。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
この他、メリッサ・エスリッジ、デヴィッド・ギルモア、ジェイソン・イズベル他、多数のミュージシャンによる追悼メッセージがこちらの記事にまとめられています。
ultimateclassicrock.com
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『The David Crosby Box』
MP3(2006/11/21)¥3,500
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