「インディ・ロック界で最も魅力的で謎めいたミュージシャン」ミツキ、9/15発売の新作より2曲同時公開

MLCで初紹介となる日系のアメリカ人女性シンガー・ソングライターのミツキですが、登場するのは実は二度め。今年3月に開かれたアカデミー賞で7部門を同時受賞した映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のサントラからのファースト・シングルとなったデヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)とのデュエット曲をご紹介したことがあるのです(2022年3月9日MLCニュース参照)。

そもそもすでにチャートのトップ10入りするヒットもありながら、そんな彼女をあの『ローリング・ストーン』誌が称して「インディ・ロック界で最も魅力的で謎めいたミュージシャン」というミツキ。過去曲にはラウドなギターがうなりをあげる様な曲もありますが、この2曲は穏やかで静謐な雰囲気の共にリリカルな楽曲。まだご存じない方、まずはご一聴ください。

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉

ミツキ、9月15日発売のニュー・アルバム『ザ・ランド・イズ・インホスピタブル・アンド・ソー・アー・ウィ』より、「スター」と「ヘヴン」を公開。

ミツキ(Mitski)は9月15日に7枚目のアルバム『The Land Is Inhospitable and So Are We』をデッド・オーシャンズ(Dead Oceans)からリリースする。本日、彼女はファースト・シングル「Bug Like an Angel」に続く2曲の新曲「Star」と「Heaven」を公開した。「Star」と「Heaven」は何年も前に書かれた曲で、最終的に完成するまで様々な形があった。

「Star」はスコット・ウォーカー(Scott Walker)にインスパイアされたローンが徐々に高まり、別世界のようなオルガンに引き継がれる。
「あのときの愛は星のように/今ではもう遠くなって、私たちはただその輝きだけを見てる/届かないほど遠くへ行っちゃったから/せめて残り火だけは絶やさないでおくね/このまま灯し続けておくね/そしたらこの先も上を向いていけるじゃない?/私はあなたのものだよ、この先何があったとしても」とミツキは歌う。

パッツィ・クライン(Patsy Cline)のスウィングとオールド・ハリウッドの雰囲気が漂う「Heaven」は、情熱の美しい瞬間を提示し、希望を見事に表現している。
「私は今あなたを想いながら柳のようにしなだれてる/小川のせせらぎがあなたの形に添ってくるくると集まってくるように/あなたが飲み残したコーヒーを啜りながら/あなたのキスの名残り/幸せすぎる、天国、まさに天国だよ/暗闇が私たちを囲んで待ち受けているとしても」とミツキは歌う。

ミツキは、ロサンゼルスのスタジオ、サンセット・スタジオ(Sunset Sound)で、アレンジャー/指揮者のドリュー・エリクソン(Drew Erickson)とフル・オーケストラと協力し、これらの曲の壮大なロマンスを引き出した。
商品詳細
Mitski
「Star」b/w「Heaven」


Amazon Music・MP3(AUG 23 2023)¥600
1. Star
2. Heaven
3. Bug Like an Angel
2023.9.15 ON SALE[世界同時発売]

ミツキ、7枚目のアルバムが完成。自らの死後も愛を輝かし続けることを願う『ザ・ランド・イズ・インホスピタブル・アンド・ソー・アー・ウィ』、リリース。

●前作『ローレル・ヘル』、全米チャート5位/全英チャート6位
●「インディ・ロック界で最も魅力的で謎めいたミュージシャン」- Rolling Stone
●「アメリカで最もシャープなソングライター」- The Guardian

ミツキ『ザ・ランド・イズ・インホスピタブル・アンド・ソー・アー・ウィ』
Mitsk/The Land Is Inhospitable And So Are We


ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
DOC350JCD[CD]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付
商品詳細
Mitski
『The Land Is Inhospitable And So Are We』


Amazon Music・MP3(SEP 15 2023)¥1,600
CD(2023/9/15)¥2,750
1. Bug Like an Angel
2. Buffalo Replaced
3. Heaven
4. I Don’t Like My Mind
5. The Deal
6. When Memories Snow
7. My Love Mine All Mine
8. The Frost
9. Star
10. I’m Your Man
11. I Love Me After You

●『ローリング・ストーン』(Rolling Stone)誌曰く「インディ・ロック界で最も魅力的で謎めいたミュージシャン」、ミツキは、2023年9月15日、デッド・オーシャンズ(Dead Oceans)からニュー・アルバム『The Land Is Inhospitable and So Are We』をリリースする。ミツキのアルバムの中でも、最もサウンド的に広がりをもち、壮大で、賢明なこの作品で、曲は傷をもたらし、そして積極的にそれを癒しているようだ。ここでは、愛は遠い星からの光のように、私たちの優しい日々を祝福するためにタイム・トラヴェルしている。アルバムは、イースト・ナッシュビルのボム・シェルター(Bomb Shelter)と、ロサンゼルスのスタジオ、サンセット・サウンド(Sunset Sound)でレコーディングされ、ドリュー・エリクソンが編曲/指揮したオーケストラと、ミツキによってアレンジされた計17人(ロサンゼルスで12人、ナッシュヴィルで5人)のフル・クワイア(合唱団)が参加している。「この新しい崇高なサウンドを創り出す為には、スタジオでバンドが一緒にライヴ・レコーディングをすることが重要である」とミツキは初めて感じ、彼女の長年のプロデューサーであるパトリック・ハイランド(Patrick Hyland)との共同作業により、アルバムには様々な要素が盛り込まれることになった。「これは私にとって最もアメリカ的なアルバム」とミツキは7枚目のアルバムについて話すが、そのサウンドは、私的な悲しみや痛ましい矛盾を抱えたこの国を目撃する深い行為のように感じられる。しかし、「目撃することを超えているのかもしれない」と彼女は言う。「希望や魂や愛がないほうが人生は楽だと感じることもある」と、しばし、ミツキは語る。一方、目を閉じて、何が本当に自分のものなのか、差し押さえられたり取り壊されたりすることのないものは何なのかを考える時、彼女は愛を見る。「私の人生で最高のことは、人を愛すること。死後、私が持っているすべての愛を残せたらと思う。そうすれば、私が創り出したすべての善意、すべての善良な愛を、他の人々の上で輝かせることができる」とミツキは言う。彼女は『The Land Is Inhospitable and So Are We』が、自分が死んだ後もずっとその愛を輝かし続けることを願っている。このアルバムを聴くと、まさにそのように感じられる。

●ミツキは日系アメリカ人のシンガーソングライター/ミュージシャンだ。大学で音楽を学びながら『Lush』(2012年)、『Sad, New Career in Business』(2013年)と2枚のアルバムを自主リリース。大学卒業後の2014年にダブル・ダブル・ワミー(Double Double Whammy)(後にデッド・オーシャンズより再発)よりリリースしたサード・アルバム『Bury Me at Makeout Creek』が高い評価を獲得した。その後、2016年には4枚目のアルバム『Puberty 2』、2018年には5枚目のアルバム『Be the Cowboy』をそれぞれデッド・オーシャンズよりリリース。『Be the Cowboy』は『Pitchfork』の年間ベスト・アルバムの1位を獲得する等、賞賛を浴びた。2022年2月には6枚目のアルバム『Laurel Hell』をリリース。アルバムはUSチャートの5位/UKチャートの6位にランクインし、大ヒットを記録した。

■More info:Big Nothing

商品詳細
Mitsuki
『Bury Me at Makeout Creek』


Amazon Music・MP3(NOV 11 2014)¥1,600
CD(2014/11/11)輸入盤
商品詳細
Mitsuki
『Be The Cowboy』


Amazon Music・MP3(AUG 17 2018)¥1,800
CD(2020/2/19)輸入盤
商品詳細
Mitsuki
『Laurel Hell』


Amazon Music・MP3(FEB 04 2022)¥1,600
CD(2022/2/4)輸入盤
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