絶賛上映中『コンサート・フォー・ジョージ』、8/24応援上映開催＋和田唱＆藤本国彦トークイベント・レポート

ジョージ・ハリスンの生誕80年とその音楽の功績を称え、好評上映中の映画『コンサート・フォー・ジョージ』。8月24日（木）、TOHOシネマズ シャンテでは、特別に「ジョージへの感謝上映」ということで、通常のコンサート同様、拍手や声援 OK の応援上映が行なわれ、上映後には、和田唱さん（TRICERATOPS）、藤本国彦さん（ビートルズ研究家）のトークイベントが行なわれた。

応援上映では、お目当てのアーティストの登場時には、会場から自然と拍手が沸き起こり、一瞬、生のコンサートのような錯覚を覚えたり、「ヒア・カムズ・ザ・サン」のサビ・パートではレコードと同じタイミングとリズムで手拍子が入ったり、なかなか楽しい。また、「サムシング」「マイ・スウィート・ロード」などの人気曲では、一際大きな手拍子で盛り上がった。

上映後、和田唱さんと藤本国彦さんが登壇。それぞれが映画を見て “改めて気になった点” を楽しく対談。和田唱さん曰く「“タックスマン” でトム・ペティの左手は動いていない。もしかしたらコードを憶えてない？」などミュージシャンならではの視点が面白い。一方、藤本氏は、多くの出演者の中でも、ポール・マッカートニーの弟分だったジョージ、ジョージを兄のように慕っていたエリック・クラプトン、ジョージを中心とした3人の絶妙な上下関係を指摘。エリックの場をわきまえたギター・プレイや大所帯バンドのサウンドをまとめたジェフ・リンの職人技にも言及した。また、見逃しがちな名場面や客席に一瞬映り込む有名ミュージシャンも語られ、話を聞けば聞くほど、もう1回、映画を最初から見直したくなってしまった。

『コンサート・フォー・ジョージ』の今後の上映予定は公式HPでチェック。まだ見ていない方はもちろん、もう一度見たい方も、是非劇場に足を運んで欲しい。

『コンサート・フォー・ジョージ』HP

■著名人の方々からの推薦コメント （敬称略・50音順）

掲載ページ

オカモトコウキ（OKAMOTO'S）／岸田繁（くるり）／喜多建介（ASIAN KUNG-FU GENERATION）／杉真理（シンガー・ソングライター）／立川直樹（プロデューサー／ディレクター） ／直枝政広（カーネーション）／萩原健太（音楽評論家）／藤田朋子（俳優）／藤本国彦（ビートルズ研究家）／ピーター・バラカン（ブロードキャスター）／星加ルミ子（元ミュージック・ライフ編集長）／本秀康（イラストレーター）／安田顕（俳優）／山崎洋一郎（ロッキング・オン編集長）／湯川れい子（音楽評論・作詞家）／和田唱（TRICERATOPS）