AC/DCのオリジナル・ドラマー、コリン・バージェスが77歳で死去

AC/DCのオリジナル・ドラマー、コリン・バージェス(Colin Burgess)が12月16日、77歳で死去しました。

AC/DCがSNSで訃報を伝えていますが、死因などは発表されていません。
「コリン・バージェスの訃報を聞き、とても悲しんでいます。彼は、我々の最初のドラマーで、非常に尊敬されたミュージシャンでした。楽しい思い出があります。安らかに、コリン」
1946年にシドニーで生まれたバージェスは、1968年から1972年まで、オーストラリアの人気ロック・バンド、ザ・マスターズ・アプレンティシズ(The Masters Apprentices)でドラマーを務め(上画像はグループの2作目『Masterpiece』[Australia Columbia:1970]、左端がコリン・バージェス)バンドは「5.10 Man」「Think About Tomorrow Today」「Turn Up Your Radio」「Because I Love You」など、一連の曲がチャートのトップ20入りを果たしました。

その後、バージェスは1973年11月に結成されたAC/DCに初代ドラマーとして加入し、アンガス・ヤング、マルコム・ヤング、デイヴ・エヴァンス、ラリー・ヴァン・クリートらと、バンドのデビュー・シングル「Can I Sit Next To You Girl」のオリジナル・ヴァージョンでドラムを演奏しました。しかしながら、1974年2月に酔ってステージに上がったためにバンドを解雇され、後にバージェスは、「誰かが飲み物にアルコールを入れた」と主張していました。

バージェス脱退後、AC/DCには様々なドラマーが参加しましたが、1975年初頭にフィル・ラッドが加入し、同年のセカンド・アルバム『TNT』には、ラッドと再録音した「Can I Sit Next To You Girl」が収録されました。

なお、バージェスは80年代、シンガーのユキコ・デイヴィス、ギタリストのスパイク・ウィリアムズと「ヒズ・マジェスティ」(His Majesty)というバンドを結成し、1993年には、アメリカ人シンガーのタイニー・ティム(Tiny Tim)がカヴァーしたAC/DCの「Highway to Hell」でドラムを演奏したこともありました。

バージェスは1988年、ザ・マスターズ・アプレンティシズのメンバーとして、“オーストラリアのロックの殿堂”「ARIA Hall Of Fame」入りを果たしています。
(ARIA=Australian Recording Industry Association)

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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