インディ・ロックのアイコン、スティーヴ・アルビニが61才で死去

ニルヴァーナやピクシーズのプロデューサー/エンジニアで知られるミュージシャンのスティーヴ・アルビニ(Steve Albini)が5月7日、61才で急逝しました。

シカゴにあるアルビニのスタジオ「エレクトリック・オーディオ」のスタッフが訃報を伝えており、アルビニは同スタジオで心臓発作のため亡くなったそうです。
アルビニは1962年にカリフォルニア州パサディナで生まれ、10代半ばにラモーンズから影響を受け、高校時代にベースを習った後、様々なバンドで演奏していました。

高校卒業後、イリノイ州に移住したアルビニは、大学でジャーナリズムを学び、シカゴでパンク・ロック誌のライターとして活動。また1981年にパンク・ロック・バンドのビッグ・ブラック(Big Black)を結成し、アルビニが手掛けたバンドのデビューEP「Lung」が、レコーディング・エンジニアとしてのスタートになり、バンドはアメリカのオルタナティヴ・ロックで最も影響力のある存在になりました。

その後、1987年にロック・バンドのレイプマン(Rapeman)を結成したものの、1989年に解散。1992年にシェラック(Shellack)を結成し、来週の5月17日には、シェラック10年ぶりのアルバム『To All Trains』がリリースされ、ツアーも予定していました。

なお、80年代後半からレコード・プロデューサー/エンジニアとしても名を馳せたアルビニは、ピクシーズ1988年のデビュー・アルバム『Surfer Rosa』や、ニルヴァーナ1993年の『In Utero』、ロバート・プラント&ジミー・ペイジ1998年の『Walking Into Clarksdale』をはじめ、PJハーヴェイ、ストゥージス、チープ・トリックなどの名盤を手掛け、自身は “プロデューサー” よりも “エンジニア” と呼ばれることを好んでいました。

元ニルヴァーナのデイヴ・グロールは以前、次のように語っていました。
「僕らは素晴らしいレコードを作ることよりも、スティーヴ・アルビニを感動させたかった。彼は我々のヒーローだったから。彼は、あまりにも特徴的なサウンドで、非常にリアルでパワフルなアルバムを作っていて、音響的にはまさにアンタッチャブルだった」

安らかなる眠りをお祈りいたします。

※以下に一部を抜き出しましたが、親交のあったアーティストらからSNSで多数の追悼メッセージが公開されており、下記リンクの記事にまとめられています。
consequence.net
Steve Albini Tributes: Pixies, PJ Harvey, Jarvis Cocker & More Honor Legendary Producer
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