大ヒット曲「Jeopardy」のシンガー／ソングライター、グレッグ・キーンが75歳で死去

グレッグ・キーン・バンド1983年の大ヒット曲「Jeopardy」で知られるシンガー／ソングライター／ギタリストのグレッグ・キーン（Greg Kihn）が8月13日、75歳で死去しました。

彼のウェブサイトで訃報が伝えられており、キーンはアルツハイマー病と闘った末に亡くなったそうですが、「グレッグは音楽とラジオの域を超えて、6冊の小説と多数の短編小説を出版した偉大なストーリーテラー／小説家としても有名でした」と綴られています。

ボルチモア出身のキーンは、1976年にグレッグ・キーン・バンドで音楽キャリアをスタートさせ、最初の2枚のアルバムはヒットしなかったものの、1979年のサード・アルバム『Next of Kihn』までに幅広い成功を収めるようになり、1981年のアルバム『RocKihnRoll』から、『The Breakup Song（They Don’t Write ‘Em）』がビルボード・チャートで15位にランクインし、1983年のアルバム『Kihnspiracy』から、「Jeopardy」が同チャートの2位に輝き（１位はマイケル・ジャクソンの「Beat It」）、初期のMTVで頻繁に放送されました。

その後、6枚のシングルをリリースし、1986年の『Love and Rock and Roll』がチャート入りを果たした最後のシングルとなりましたが、彼の最も人気のあるアルバムの中で、1981年の『Rockihnroll』、1982年の『Kihntinued』、1983年の『Kihnspiracy』がトップ40にランクインしました。 

1996年、キーンはサンノゼのロック・ラジオ局KUFXでディスクジョッキーになり、まもなく出版した初の小説『Horror Show』がブラム・ストーカー賞にノミネートされ、その後も数冊のホラー小説を執筆していました。
 
今年7月、キーンはFacebookで引退をほのめかし、「15年間、ツアーや午前3時から午後3時までのラジオ番組を続けてきましたが、ようやくリラックスできる時が来ました。朝寝坊したり、映画を見たり、音楽を聴いたりするのが好きで、中でも家族と過ごすのが一番好きです」と綴っていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。