エアロスミス、ツアーからの引退を発表

しかしながら、タイラーの声帯が完全に回復する見込みがないため、バンドは再調整したツアー日程をすべてキャンセルし、ツアー活動から引退すると発表しました。

バンドはSNSで次の声明を発表しています。

「1970年、インスピレーションの火花がエアロスミスになりました。我々のブルー・アーミーである皆さんのおかげでその火花が燃え上がり、50年以上燃え続けています。皆さんの中には最初から我々と共にいた人もいて、我々がロックンロールの歴史を作れたのは、皆さん全員のおかげです。 

我々の音楽が皆さんの一部になったことは、我々の人生における栄誉です。どのクラブでも、どんな大規模なツアーでも、そして壮大でプライヴェートな瞬間でも、皆さんが人生のサウンドトラックの中に我々の場所を与えてくれました。 

我々は常に、パフォーマンスで皆さんを驚かせたいと思っていました。ご存知のとおり、スティーヴンの声は他に類を見ない楽器です。彼は何ヶ月も辛抱強く、怪我をする前の声を取り戻そうと努力を続け、最高の医療チームがそばにいるにもかかわらず、我々は彼が苦しむ姿を見てきました。悲しいことに、彼が声帯の怪我から完全に回復出来ないことは明らかです。我々は兄弟のバンドとして、ツアー・ステージから引退するという、悲痛で困難ですが必要な決断を下しました。 

最後にもう一度、我々とツアーに出ることに興奮してくれたすべての皆様に、言葉にならないほど感謝しています。我々の歴史的なツアーを可能にしてくれた熟練のクルー、素晴らしいチーム、そして何千人もの才能ある人々に感謝しています。そして最後に、地球上で最高のファンである皆さんに感謝します。今も、そしてこれからも、我々の音楽を大音量で流してください。夢を見続けてください。皆さんが我々の夢を叶えてくれました」

なお、エアロの発表を受け、スラッシュやブライアン・メイ、ブラック・クロウズらがエアロの功績を称えるメッセージを公開しています。