「Tears in Heaven」や「My Heart Will Go On」などの作詞家、ウィル・ジェニングスが80歳で死去

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エリック・クラプトンの「Tears in Heaven」や、映画『タイタニック』のテーマ曲「My Heart Will Go On」、映画『愛と青春の旅立ち』のテーマ曲「Up Where We Belong」など、数々の名曲を手掛けた米・作詞家のウィル・ジェニングス(Will Jennings)が9月6日、80歳で死去しました。

J・ガイルズ・バンドのピーター・ウルフをはじめ、複数のアーティストがSNSで訃報を伝えていますが、死因などは発表されていません。
1944年にテキサス州キルゴアで生まれたジェニングスは、高校卒業後から英語教師になり、70年代にナッシュヴィルに移住した後、ソングライティングのキャリアをスタートさせました。

ヘレン・レディ1975年のヒット曲「Somewhere in the Night」や、バリー・マニロウ1977年のヒット曲「Looks Like We Made It」をはじめ、ホイットニー・ヒューストン1987年のNo.1シングル「Didn’t We Almost Have It All」(邦題「恋のアドバイス」)、ディオンヌ・ワーウィック1979年のヒット曲「I’ll Never Love This Way Again」(邦題「涙の分かれ道」)の作詞も手掛け、スティーヴ・ウィンウッドとは、1981年のアルバム『Arc of a Diver』で数曲を共作し、翌1982年にコラボしたアルバム『Talking Back to the Night』から「Valerie」がヒットしたほか、1986年のコラボ曲「Higher Love」が全米No.1ヒットになり、グラミー賞にノミネートされました。
ジェニングスは、ジョー・コッカーとジェニファー・ウォーンズがデュエットしたNo.1ヒット曲「Up Where We Belong」(映画『愛と青春の旅立ち』のテーマ曲)で初のアカデミー賞を受賞していますが、ジェニングス最大のヒット曲は、セリーヌ・ディオンが歌った1997年の映画「タイタニック」のテーマ曲「My Heart Will Go On」で、同曲はアカデミー賞、グラミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞し、史上最も多くラジオでオンエアされました。

このほか、B.B.キング、マライア・キャリー、ジミー・バフェット、ロイ・オービソン、ロドニー・クロウエル、ジョー・サンプルらにも歌詞を提供しており、2006年に「ソングライターの殿堂」入りを果たしています。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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