高名なヴィジュアル・アーティストでもあるロニー・ホーリー。各種年間ベスト・アルバムを席巻した前作から2年、今回もジャックナイフ・リーとのコラボで5枚目『トンキー』リリース

ロニー・ホーリー（Lonnie Holley）はジャグジャグウォー（Jagjaguwar）から3月21日にリリースされるニュー・アルバム『Tonky』より、シングル／ビデオ「Protest With Love」を公開した。同曲では、ベース、鍵盤、シンセ、ドラム、プログラミング、リコーダー、パーカッション、ヴォーカルで、『Oh Me Oh My』のプロデュースも手掛けた長年のコラボレーター、ジャックナイフ・リー（Jacknife Lee）をフィーチャー。あわせて、ヴォーカルでザ・レジャンダリー・イングラメッツ（The Legendary Ingramettes）、ホーン＆フルートでケリー・プラット（Kelly Pratt）、ホーンでジョーダン・カッツ（Jordan Katz）も参加し、ホーリー自身はヴォーカルを担当する。

●ロニー・ホーリーは、ジャグジャグウォーから3月21日にニュー・アルバム『Tonky』をリリースする。自身5枚目のスタジオ・アルバム（ジャグジャグウォーからは3枚目）となる『Tonky』は、『The New Yorker』『Pitchfork』『Paste』『The Needle Drop』などで年間ベスト・アルバムの1枚に選出された2023年発表のアルバム『Oh Me Oh My』をさらに研ぎ澄ました内容となっている。アルバムでは、アイザック・ブロック（Isaac Brock）、エンジェル・バット・ダウィド（Angel Bat Dawid）、ビリー・ウッズ（Billy Woods）、アラバスター・ デプルーム（Alabaster de Plume）、メアリー・ラティモア（Mary Lattimore）らが、ゲストとしてフィーチャーされる。

●1950年、アラバマ州バーミンガムで生まれたホーリーは、即興的創造性の実践に人生を捧げてきた。彼の芸術と音楽は、闘争と苦難、そしておそらくより重要なこととして、猛烈な好奇心と生物学的な必要性から生まれ、ドローイング、ペインティング、彫刻、写真、パフォーマンス、サウンドを通して明らかになる。ホーリーの彫刻は、アフリカン・アメリカン彫刻の最も古い伝統に則り、拾われた素材から作られている。既に文化的／芸術的な隠喩が込められている物体は、場所、人、出来事を記念する物語的な彫刻へと組み合わされる。ホーリーは、スタジオで音楽制作や演奏を始めたわけではなく、一般的なミュージシャンと同じような創作過程を持たない。彼の音楽と歌詞はその場で即興され、イベントやコンサート、レコーディングのたびに変化し、進化していく。ホーリーの本来のアート環境では、視覚的な作品を構築しては解体し、その要素を新しい作品に再利用していた。これはしばしば、個々の物語を新しい作品に移し替えることにつながり、元の単一の意味を超えた深みと目的を持つ、累積的な複合イメージを生み出す。ホーリーの音楽における音の層は、同様に、数十年にわたる進化する実験の結果なのだ。

■More info：Big Nothing

【リリース情報】2025.3.21 ON SALE［世界同時発売］

ロニー・ホーリー『トンキー』
Lonnie Holley／Tonky

ビッグ・ナッシング／ウルトラ・ヴァイヴ
JAG468JCD［CD／国内流通仕様］
定価：未定
世界同時発売