メイ・シモネス、デビュー作『Animaru』より新曲/ビデオ「I can do what I want」リリース。ブルーノート『チェット・ベイカー・リイマジンド』への参加も決定

2月5日MLCニュースで初めてご紹介したメイ・シモネス。ニューヨークのブルックリンをベースに活動する日系人シンガー・ソングライターでデビュー・アルバム『Animaru』を5月にリリースしますが、今回は同作からの新曲リリースのニュースとともに、ブルーノートからリリースされる新進気鋭のアーティストらによる同レーベルの名曲再解釈作品集 “リイマジンド” シリーズの最新作『チェット・ベイカー・リイマジンド』への参加も発表されたというニュースも。現地でのその注目度が伺えます。

〈以下メイカー・インフォメーションより〉Big Nothing編

メイ・シモネス、5月2日リリースのデビュー・アルバム『Animaru(アニマル)』より、ニュー・シングル/ビデオ「I can do what I want(アイ・キャン・ドゥ・ホワット・アイ・ウォント)」をリリース。

ブルックリンを拠点に活動する24歳のシンガーソングライター/ギタリスト、メイ・シモネス(Mei Semones)が、52日にベイヨネット・レコーズ(Bayonet Records)から発売される初のフル・アルバム『Animaru』からのニュー・シングル/ビデオ、「I can do what I want」をリリースした。

「“I can do what I want” は、アルバムの中で最もエネルギーに満ちた曲のひとつであると同時に、演奏するのが最も難しい曲のひとつでもある。『自分のやりたいこと、自分にとってベストなことをすること』が歌詞の中心にある。他の人たちにも、自分のやりたいことをやり、自分にとってベストなことを優先させる力を与えてくれることを願っている」とメイは語る。
「メイ・シモネスはちょっとした驚きの達人だ」‐『Paste』

「インディ・ロックとメロディック・ポップに踏み込んだ『Kabutomushi』は、これまでで最もエキサイティングで完成度の高い作品だ」‐『Rolling Stone』

「知るべきアーティスト」(Rolling Stone)

「次に来るベストなアーティスト」(Paste)

「ボサ・ノヴァを取り入れた優美なトラックに、複雑なストリングス・アレンジと伝統的なインディ・ロックへのちょっとした訪問が存在する」(DIY)

「飛び跳ねるようなギター・ライン、ジャズ・コード、歪んだボサノヴァのリズム、ストリングス・オーケストレーション、突然のダイナミックな波がエレガントで複雑に組み合わさっている」(The New York Times)

●ブルックリンを拠点に活動する24歳のシンガー・ソングライターで卓越したギタリスト、メイ・シモネスは、5月2日にベヨネット・レコーズから初のフル・アルバム『Animaru』をリリースする。2024年はMeiとって変革の年だった。2024年にEP『Kabutomushi』をリリースして以来、シモネスは『Rolling Stone』の「Artist You Need to Know」で取り上げられ、『Paste』の「Best of What's Next」にも選ばれた。また、全米で大規模なツアーを行ない、熱心なファンを育て、最終的に『Animaru』に収録される曲を書きあげた。『New York Times』が「エレガントで、柔軟で、狡猾な曲」と評した『Kabutomushi』に収録の楽曲に続く『Animaru』(「animal」の日本語での発音)の曲は、メイの直感に対するより深い信頼の具現化である。このアルバムは、音楽的に印象的な楽曲のコレクションで、メイはこれまで以上に冒険的で、傷つきやすく、自信に満ちたサウンドを聴かせてくれる。「後先考えず、また考えすぎないこと。私が望む生き方は、自分にとって大切なことをすること。そして、誰もがそう生きるべきだと思う」とシモネスは自己肯定感の強まりを語る。メイと彼女の5人編成のバンドは、2024年の夏、友人のチャールズ・ダルケ(Charles Dahlke)が経営するコネチカット州の農場にあるスタジオ「Ashlawn Recording Company」でこのアルバムをレコーディングした。セッションに彼女が持ち込んだ楽曲は、『Kabutomushi』とは異なり、人生への愛、家族への愛、音楽への愛、そしてギターへの愛といった、洗練された非ロマンチックな愛を宣言する。『Animaru』は、ソングライター、ミュージシャンとしてのMeiの魅惑的な幅の広さを立証するものであり、Meiがこれまでに書いた曲の中でも最も挑戦的で最もストレートな曲も含まれている。

●ミシガン州アナーバー出身で、日本人の母を持つメイ・シモネス(芽衣シモネス)は、幼い頃から音楽をプレイしていた。4歳でピアノを始め、11歳でエレクトリック・ギターに転向。高校でジャズ・ギターを弾いた後、バークリー音楽大学でジャズを中心にギター演奏を学んだ。数枚のシングルとEPをリリースし、2022年にはニューヨークへ移住。また、メイと彼女のバンドは、ポスト・ボッサのバラード歌手、ジョン・ローズボロ(John Roseboro)とコラボレートし、メロディック・ロックのアウトフィット、Raaviと初のツアーも実施。日本語の幼稚園の先生として働きながら、曲作りも続けた(なお、歌詞は英語と日本語の両方で書かれている)。2024年の春にはEP『Kabutomushi』をリリース。『Rolling Stone』の「Artist You Need to Know」や 『Paste』の「Best of What's Next」に選ばれ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(Red Hot Chili Peppers)のフリー(Flea)が絶賛するなど注目を浴び、来日公演もおこなった。
 
■More info:Big Nothing
【リリース情報】2025.5.2 ON SALE[世界同時発売]

日本人の母を持つブルックリンをベースとするシンガーソングライター/ギタリスト、メイ・シモネス。話題を呼んだ前EPから1年、待望のデビュー・アルバム『アニマル』がリリース。

メイ・シモネス『アニマル』
Mei Semones/Animaru

ビッグ・ナッシング/ウルトラ・ヴァイヴ
・品番:BR066JCD[CD]BR066JLP-C1[LP/国内流通仕様]
・定価:未定[CD]未定[LP/国内流通仕様]
・その他;
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、日本盤ボーナス・トラック収録[CD]
世界同時発売、解説/歌詞/対訳付、限定カラー盤[LP/国内流通仕様]
商品情報
メイ・シモネス
『Animaru』


Amazon Music(MAY 02 2025 )¥1,600
1. Dumb Feeling
2. Dangomushi
3. Tora Moyo
4. I Can Do What I Want
5. Animaru
6. Donguri
7. Norwegian Shag
8. Rat With Wings
9. Zarigani
10. Sasayaku Sakebu

*他、日本盤ボーナス・トラックを追加収録(CD)

─────────────

〈以下、メイカー・インフォメーションより〉ブルーノート/ユニバーサルミュージック編

メイ・シモネス 『チェット・ベイカー・リイマジンド』への参加が決定。日本盤限定ボーナス・トラックとして「マイ・アイディアル」を収録。

©︎ Alec Hirata

ジョルジャ・スミスやシャバカ・ハッチングス、アルファ・ミスト、ジョーダン・ラカイなどUKジャズ界最高峰のミュージシャンが参加し、ブルーノートの名曲を再解釈し反響を呼んだ『ブルーノート・リイマジンド』シリーズの最新作『チェット・ベイカー・リイマジンド』。4月11日にリリースされるこの作品の日本盤リリースが決定し、さらに日本盤限定ボーナス・トラックとしてメイ・シモネスによる「マイ・アイディアル」が収録されることが決定した。

本作は、その名の通りチェット・ベイカーをコンセプトとした内容で、彼が生涯で残した名録音の中から、今年リリースから70年を迎える永遠の名盤『チェット・ベイカー・シングス』をピックアップして、その収録曲を最先端アーティストが再解釈するという作品になっている。これまでの『ブルーノート・リイマジンド』『ブルーノート・リイマジンド II』ではUKジャズ界のミュージシャンが収録されていたが、今回はドディーやエロイーズ、マチルダ・マン、エズラ・コレクティヴのイフェ・オグンジョビといったUKのアーティストを中心としつつ、オランダのベニー・シングス、カナダのステイシー・ライアン、韓国のサラ・カンなど幅広い地域からのアーティストも参加している。mxmtoonやgrentperezなど、SNSで人気に火が付いた新世代アーティストが参加している点にも注目だ。いずれもシーンの先頭で活躍するミュージシャンによるアコースティックとエレクトロニックの多彩な色彩、芸術的で情熱的な即興演奏、そして豊かにレイヤー化されたプロダクションが特徴の現代的なサウンドキャンバスに、ベイカーの崇高なメロディが投影された内容となっている。

メイ・シモネスは、日本人の母を持ち、ブルックリンを拠点としながら日本語と英語を交えた歌詞と、ジャズ、ボサ・ノヴァ、インディ・ロックをブレンドさせたサウンドで今最注目のシンガー・ソングライター。5月には待望のデビュー・アルバムをリリースすることも話題を呼んでいる彼女だが、幾つかのインタビューではチェット・ベイカーのファンであることを公言しており、中でも「マイ・アイディアル」がお気に入りの録音の一つだとのこと。今回そんな彼女によってこの名曲がどう再解釈されているのか、要注目だ。

【リリース情報】

AL『チェット・ベイカー・リイマジンド』

2025年4月11日リリース

試聴・予約

商品詳細
Various Artists
『Chet Baker Re:imagined』


Amazon CD(APR 11 2025)
Amazon(2025/4/11)輸入盤CD

 
1.  ルック・フォー・ザ・シルヴァー・ライニング/ジョエル・カルペッパー
Look For The Silver Lining – Joel Culpepper
2. ザット・オールド・フィーリング/エロイーズ
That Old Feeling - Eloise
3. アイム・オールド・ファッションド/サラ・カン
I’m Old Fashioned - Sarah Kang
4. アイ・ゲット・アロング・ウィズアウト・ユー/ホーネン・フォード
I Get Along Without You - Hohnen Ford
5. ゼア・ウィル・ネヴァー・ビー・アナザー・ユー/マチルダ・マン
There Will Never Be Another You - Matilda Mann
6. オールド・デヴィル・ムーン/ドディー
Old Devil Moon - dodie
7. イッツ・オールウェイズ・ユー/プーマ・ブルー
It’s Always You - Puma Blue
8. アイヴ・ネヴァー・ビーン・イン・ラヴ/ポピー・ダニエルズ
I’ve Never Been In Love – Poppy Daniels
9. スピーク・ロウ/イフェ・オグンジョビ
Speak Low - Ife Ogunjobi
10.  タイム・アフター・タイム/ベニー・シングス
Time After Time - Benny Sings
11.  ライク・サムワン・イン・ラヴ/ステイシー・ライアン
Like Someone In Love - Stacy Ryan
12.  マイ・ファニー・ヴァレンタイン/マット・マルチーズ
My Funny Valentine - Matt Maltese
13.  アイ・フォール・イン・ラヴ・トゥ・イージリー/mxmtoon
I Fall In Love Too Easily - mxmtoon
14.  バット・ノット・フォー・ミー/grentperez
But Not For Me - grentperez
15.  ホワイル・マイ・レディ・スリープス/デラニー・ベイリー
While My Lady Sleeps - Delaney Bailey
※日本盤限定ボーナス・トラック
16. マイ・アイディアル/メイ・シモネス
My Ideal/Mei Semones

■ブルーノート・リイマジンド 各種リンク
公式サイト
ユニバーサルミュージック
Instagram

商品情報
メイ・シモネス
「Kabutomushi」


Amazon Music(APR 05 2024)¥700
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