ネオ・ソウルのゴッドファーザー、ロイ・エアーズが84歳で死去

ロイ・エアーズ・ユビキティ『A Tear To A Smile』(Polydor:1975)
商品情報 Amazon Music(JAN 01 1975)
1976年のヒット曲「Everybody Loves the Sunshine」で知られるジャズ・ファンクのパイオニア、ヴィブラフォン奏者/作曲家/レコード・プロデューサーのロイ・エアーズ(Roy Ayers)が3月4日、84歳で亡くなりました。

彼のフェイスブックで訃報が伝えられており、エアーズは長い闘病生活の末、マンハッタンの病院で亡くなったそうです。
1940年にロサンゼルスの音楽一家に生まれたエアーズは、5歳の時からヴィブラフォンを演奏し始め、高校時代に所属していたバンドでは、スチールギターとピアノを演奏していました。

エアーズは、1963年にデビュー・アルバム『West Side Vibes』をリリースし、ジャズ・レジェンドのハービー・マンと数多くのレコーディングでコラボレーションを行ない、60年代にソロ・ジャズ・アルバムを数枚リリースした後、自身のバンド「ロイ・エアーズ・ユビキティ」(Roy Ayers Ubiquity)を結成。1976年にヒットした「Everybody Loves the Sunshine」は、史上最も多くサンプリングされた曲の一つになり、ドクター・ドレーやメアリー・J・ブライジ、モス・デフらの曲に使用されました。

また70年代から80年代にかけて、エアーズは「Running Away」「Freaky Deaky」「Let’s Start Love Over」などがR&Bチャートでヒットし、バンドは1978年のアルバム『Starbooty』が最後の作品になりましたが、エアーズは2000年初頭までソロ・アルバムをリリースし続け、エリカ・バドゥ2000年のアルバム『Mama’s Gun』に収録された「Cleva」でヴィブラフォンを演奏したほか、アリシア・キーズ、ザ・ルーツ、タイラー・ザ・クリエイターらの曲にも貢献しました。

なお、エアーズは長期にわたり、エリカ・バドゥやディアンジェロらに音楽的影響を与えたことから、「ネオ・ソウルのゴッドファーザー」と呼ばれていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
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サウンドトラック
『コフィ』 オリジナル・サウンドトラック


Amazon Music(JAN 01 1973)
商品詳細
Roy Ayers Ubiquity
『Ubiquity:Five Classic Albums』


Amazon(2024/12/13)輸入盤[5CDs]
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Roy Ayers
『Love Fantasy』


Amazon Music(JAN 01 1980)
Amazon(2013/8/27)輸入盤[CD]
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