R&B/ソウル・シンガー、ランディ・ブラウンが72歳で死去

ランディ・ブラウン『Randy 』(Chocolate City:1981)
70年代~80年代に人気を博したR&B/ソウル・シンガーのランディ・ブラウン(Randy Brown)が3月5日、72歳で死去しました。

ブラウンは、滑らかで官能的な南部のソウルを愛するファンにとって重要な存在でした。
テネシー州メンフィスで生まれ育ったブラウンは、メンフィスのドゥーワップ・グループ、ザ・ニューカマーズ(The Newcomers)のメンバーとしてキャリアをスタートさせた後、1978年にソロ・デビュー・アルバム『Welcome to My Room』を発表し、同作から「I’m Always in the Mood」や「I Wanna Make Love To You」が、ファンの間で人気となりました。

その後、1980年~1981年に上質のソウル・アルバム『Midnight Desire』と『Check It Out』をリリースし、前者のアルバムから「We Ought to Be Doin it」がR&Bチャートの16位を記録、彼にとって最大のヒット曲になりました。

通算5作目となった1981年の『Randy』が最後のスタジオ・アルバムになりましたが、ブラウンはレコーディング活動を終えた後も聴衆を魅了し続け、複数のアーティストと世界中をツアーし、最近公演を行なったヨーロッパでは、特に強い支持を得ていました。

ブラウンは、メインストリームのスーパースターにはならなかったものの、特にディープなサザン・ソウルやクラシックなスロージャムの熱心なファンを獲得し、表現力豊かなテノールと心のこもったパフォーマンスにより、真の R&B愛好家の間で繰り返し聴かれていました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
Randy Brown
『Intimately』


(Parachute Records:1979)
Randy Brown
『Midnight Desire』


(Chocolate City:1980)
Randy Brown
『Check It Out』


(Stax:1981)
商品詳細
ランディ・ブラウン
『Welcome To My Room』


Amazon Music(JUN 15 1978)
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