ヤングブラッズのリーダー、ジェシ・コリン・ヤングが83歳で死去

ジェシ・コリン・ヤング『Light Shine』(Warner Bros.:1974)
60年代のアンセム「Get Together」で知られる米フォーク・ロック・バンド、ヤングブラッズ(Youngbloods)のフロントマンで、ソロとしても活動したシンガー/ソングライターのジェシ・コリン・ヤング(Jesse Colin Young)が3月16日、83歳で死去しました。
妻でマネージャーのコニー・ヤングが訃報を伝えており、公式声明には次のように綴られています。
「深い悲しみとともに、フォーク、ブルース、ジャズ、カントリー、ロックンロールが交わる世界に独特の足跡を残した音楽界の伝説、ジェシ・コリン・ヤングが昨日の午後、サウスカロライナ州エイキンの自宅で亡くなったことを発表いたします。ヤングブラッズのフロントマンとして、彼は “Get Together” でウッドストック世代の理想を不滅にしました。これは、激動の60年代に平和と友愛を呼びかけた世界的ヒット曲でした。その後の数十年間、ヤングは聴衆と芸術の幅を広げ、社会意識の高い歌詞と一流のギター・スキル、そして素晴らしいヴォーカルをミックスした一連のソロ・アルバムをリリースしました。彼は、高く評価されているソングライター、歌手、楽器奏者、プロデューサー、レーベル・オーナー、ポッドキャスト・ホスト、そして長年にわたる社会/環境活動家であり、アメリカの音楽界で不動の地位を確立し、カウンターカルチャー時代の作品と同じくらい重要な現代音楽を作り続けていました」
妻でマネージャーのコニー・ヤングが訃報を伝えており、公式声明には次のように綴られています。
「深い悲しみとともに、フォーク、ブルース、ジャズ、カントリー、ロックンロールが交わる世界に独特の足跡を残した音楽界の伝説、ジェシ・コリン・ヤングが昨日の午後、サウスカロライナ州エイキンの自宅で亡くなったことを発表いたします。ヤングブラッズのフロントマンとして、彼は “Get Together” でウッドストック世代の理想を不滅にしました。これは、激動の60年代に平和と友愛を呼びかけた世界的ヒット曲でした。その後の数十年間、ヤングは聴衆と芸術の幅を広げ、社会意識の高い歌詞と一流のギター・スキル、そして素晴らしいヴォーカルをミックスした一連のソロ・アルバムをリリースしました。彼は、高く評価されているソングライター、歌手、楽器奏者、プロデューサー、レーベル・オーナー、ポッドキャスト・ホスト、そして長年にわたる社会/環境活動家であり、アメリカの音楽界で不動の地位を確立し、カウンターカルチャー時代の作品と同じくらい重要な現代音楽を作り続けていました」

1941年にニューヨークのクイーンズで生まれたヤング(本名 Perry Miller)は、1965年にジェリー・コービットとヤングブラッズを結成し、コービットが書いた「Grizzly Bear」が翌年、全米チャートで52位にランクインしました。
続いて、1967年の夏にリリースした「Get Together」は、ディノ・ヴァレンテ(後にクリックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス結成)が本名のチェット・パワーズ名義で書いた曲で、ヤングがリード・ヴォーカルを担当。ヒッピー時代の人気曲になり、「Let’s Get Together」や「Everybody Get Together」としても知られ、キングストン・トリオやジェファーソン・エアプレイン、デイヴ・クラーク・ファイヴらがカヴァーしました。
ヤングブラッズのオリジナル・ヴァージョンは、1967年のリリース時は62位で停滞しましたが、2年後にアメリカの公共広告に使用され、ウッドストックが開催された1969年の再リリースで5位を記録しました。
しかしながら、同年ジェリー・コービットが脱退したため、ヤングが主要ソングライターになり、1969年のサード・アルバム『Elephant Mountain』では、全13曲のうちヤングが7曲を書き、同作は評論家から高く評価されました。なお、ヤングが作詞作曲とヴォーカルを担当したオープニング曲の「Darkness, Darkness」は、後にロバート・プラントがカヴァーし、プラント2002年のソロ・アルバム『Dreamland』に収録されたカヴァー・ヴァージョンは、グラミー賞にノミネートされました。
その後、ヤングブラッズは1971年に解散、ソロ活動を開始したヤングは、2019年に至るまで十数枚のソロ・アルバムをリリースし、1975年の『Songbird』を含む8枚のアルバムがチャートにランクインしました。
ヤングは2012年にライム病と診断され、一時的に音楽活動から引退したものの、2016年から息子と共にパフォーマンスを再開、1年間ツアーを行なった後、2019年に新ソロ・アルバム『Dreamers』をリリースし、これが最後の作品になりましたが、2023年までライヴ・パフォーマンスを続けていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
続いて、1967年の夏にリリースした「Get Together」は、ディノ・ヴァレンテ(後にクリックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス結成)が本名のチェット・パワーズ名義で書いた曲で、ヤングがリード・ヴォーカルを担当。ヒッピー時代の人気曲になり、「Let’s Get Together」や「Everybody Get Together」としても知られ、キングストン・トリオやジェファーソン・エアプレイン、デイヴ・クラーク・ファイヴらがカヴァーしました。
ヤングブラッズのオリジナル・ヴァージョンは、1967年のリリース時は62位で停滞しましたが、2年後にアメリカの公共広告に使用され、ウッドストックが開催された1969年の再リリースで5位を記録しました。
しかしながら、同年ジェリー・コービットが脱退したため、ヤングが主要ソングライターになり、1969年のサード・アルバム『Elephant Mountain』では、全13曲のうちヤングが7曲を書き、同作は評論家から高く評価されました。なお、ヤングが作詞作曲とヴォーカルを担当したオープニング曲の「Darkness, Darkness」は、後にロバート・プラントがカヴァーし、プラント2002年のソロ・アルバム『Dreamland』に収録されたカヴァー・ヴァージョンは、グラミー賞にノミネートされました。
その後、ヤングブラッズは1971年に解散、ソロ活動を開始したヤングは、2019年に至るまで十数枚のソロ・アルバムをリリースし、1975年の『Songbird』を含む8枚のアルバムがチャートにランクインしました。
ヤングは2012年にライム病と診断され、一時的に音楽活動から引退したものの、2016年から息子と共にパフォーマンスを再開、1年間ツアーを行なった後、2019年に新ソロ・アルバム『Dreamers』をリリースし、これが最後の作品になりましたが、2023年までライヴ・パフォーマンスを続けていました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。


商品詳細
The Youngbloods
『Get Together:The Essential Youngbloods』
・Amazon Music(MAY 06 2002)
・Amazon(2002/5/7)輸入盤[CD]
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商品詳細
The Youngbloods
『Elephant Mountain』
Amazon Music(APR 01 1969)
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商品詳細
ジェシ・コリン・ヤング
『Love on the Wing』
Amazon Music(NOV 16 1977)
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Amazon Music(NOV 16 1977)

商品詳細
ジェシ・コリン・ヤング
『Dreamers』
・Amazon Music(FEB 15 2019)
・Amazon(2019/5/24)輸入盤[CD]
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