元ジューダス・プリーストのドラマー、レス・ビンクスが73歳で死去

1978年7月、ジューダス・プリースト初来日ステージの模様より、レス・ビンクス。

1977年~1979年までジューダス・プリーストのドラマーを務めたレス・ビンクス(Les Binks)が3月15日、73歳で死去しました。

ジューダス・プリーストが4月14日、バンドのSNSで訃報を発表しています。

「レスの訃報に深く哀悼の意を表し、ご家族、ご友人、そしてファンの皆様に心よりお悔やみを申し上げます。彼のドラム演奏は高く評価され、唯一無二のテクニック、才能、スタイル、そして正確さは一流のものでした。レス、ありがとう。あなたへの称賛は永遠に生き続けるだろう……」
1951年に北アイルランドのポータダウンで生まれたビンクスは、当初アニマルズのエリック・バートンと活動したほか、ディープ・パープルのベーシスト、ロジャー・グローヴァー1974年のアルバム『The Butterfly Ball and the Grasshopper’s Feast』に参加し、またポップ・バンドのファンシーにも在籍していました。
 
ジューダス・プリーストには、ロジャー・グローヴァーを通じて1977年に加入、プリーストが1978年に発表した2枚のスタジオ・アルバム『Stained Class』『Killing Machine』(邦題「殺人機械」)と、1979年の東京公演を収録した同年のライヴ・アルバム『Unleashed in the East』にも参加しました。
●プチ・ミュージック・ライフ写真館

1978年7月にジューダス・プリーストは日本に初上陸。レス・ビンクスはその際ドラマーとして来日していた(全員でベッドに寝そべる写真、その一番左)。下の写真は来日公演の模様を捉えたステージ写真と、インタヴュー取材時のメンバー5人。その下は、『ミュージック・ライフ』1978年9月号に掲載されたグラビアより。本文では二人のギタリスト、グレン・ティプトンとK.K.ダウニングのインタヴューが掲載されている。

読み込み中.....

しかしながら、ビンクスは当時のバンド・マネージャーとライヴ・アルバム『Unleashed in the East』のロイヤルティを巡って争いとなり、バンドを脱退しました。
 
脱退後は、英ハード・ロック・バンドのライオンハート(Lionheart)やタイタン(Tytan)のメンバーとしてツアーを行ない、また様々なカヴァー・バンドにも参加、2017年にはレス・ビンクス・プリーストフッド(Les Binks’ Priesthood)を結成し、ツアーでジューダス・プリーストの名曲を演奏していました。
 
ビンクスは2022年、ジューダス・プリーストのメンバーとして「ロックの殿堂」入りを果たし、式典ではバンドと3曲のパフォーマンスを披露しました。

安らかなる眠りをお祈りいたします。
[Hardback Deluxe CD]
[Jewel Case CD]
商品詳細
ジューダス・プリースト
『リフレクションズ〜ヘヴィ・メタル50年の軌跡』


Amazon Music(2021/10/15)
Amazon(2021/10/15)¥2,266[CD]
商品詳細
ジューダス・プリースト
『復讐の叫び - 30thアニバーサリー・エディション-』


Amazon Music(2012/8/31)
Amazon(2012/9/26)¥2,783(CD+DVD)
商品詳細
ペインキラー
ジューダス・プリースト


Amazon Music(1990/9/3)
Amazon(2013/10/9)¥1,668[CD]
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ザ・ジューダス・プリースト

ザ・ジューダス・プリースト

2,750円
バンド・スコア ジューダス・プリースト・ベスト[ワイド版]

バンド・スコア ジューダス・プリースト・ベスト[ワイド版]

4,290円
ヘドバン Vol.21 特集・メタルの顔役

ヘドバン Vol.21 特集・メタルの顔役

1,430円
BURRN! PRESENTS THE 伊藤政則

BURRN! PRESENTS THE 伊藤政則

1,320円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ