ザ・フー、ドラマーのザック・スターキーを再び解雇

「ザックは長年にわたりドラムで素晴らしい仕事をしてくれましたが、変化の時が来ました。感慨深い時です。ザックはたくさんの新しいプロジェクトを抱えており、彼の成功を祈っています。ロジャーのソロ・バンドで活躍してきたスコット・デヴォースが、ザ・フーの最後の公演（5月9日MLCニュース参照）に参加します。ぜひ彼を歓迎してください」

それから数時間後には、タウンゼントとロジャー・ダルトリーが連名で声明を発表しています。

「ザ・フーは引退に向かっていますが、ザックは（我々より）20歳も若く、新しいバンドや他のエキサイティングなプロジェクトで素晴らしい未来が待っています。彼はすべてを成功させるために全力を尽くすべきです。私たちは二人とも、彼の幸運を祈っています」

しかしながら、スターキーはその後、タウンゼントのコメントを打ち消すように上書きしたSNSで声明を発表しました。

「復帰から2週間後に解雇され、『他の音楽活動に専念するためにザ・フーを脱退した』という声明を出すよう求められました。が、これは嘘になります。僕はザ・フーが大好きだし、自分から辞めようと思ったことは一度もありません。だから声明は出しませんでした……。

それに、僕がザ・フーを辞めるということは、“スクイーズ・ボックス” の“in an(d) out an(d) in an(d) out an(d) in an(d) out” みたいに混乱していた数週間、僕を支えてくれた数多くの素晴らしい人たち（皆さんには100万回以上感謝しています）を失望させることになるからね」

なお、上記の「スクイーズ・ボックス」は、ザ・フー1975年の性的に際どい曲とされた「Squeeze Box」を示唆し、「in an out an in an out an in an out」は同曲の歌詞で「出たり入ったり」を意味します。