元スピナーズのリード・シンガー、ジョン・エドワーズが80歳で死去

商品情報 John Edwards『Careful Man』
Amazon Music(FEB 21 2011)Amazon(2002/9/3)輸入盤CD
デトロイト出身のR&Bヴォーカル・グループ、ザ・スピナーズ(The Spinners)のリード・シンガーだったジョン・エドワーズ(John Edwards)が5月11日、80歳で死去しました。
 
スピナーズのSNSで訃報が伝えられており、グループの全盛期を支えた最後の生き残りメンバーだったエドワーズは、20年以上前に脳卒中のためにグループを脱退して以降、健康状態が悪化していました。
1944年のクリスマスにセントルイスで生まれたエドワーズは、音楽に囲まれて育ち、ドイツで兵役していた時に、クラブでプロの歌手として活動し始めました。帰国後の70年代初頭から次々とシングルをレコーディングし、1974年にR&Bチャートでトップ10入りを果たした「Careful Man」が、ソロとして最も成功したヒット曲になりました。

その後、1977年にリード・シンガーのフィリップ・ウィンの後任としてスピナーズに加入し、マイケル・ゼイガーがプロデュースした「Working My Way Back to You」を含むヒット曲でメイン・ヴォーカルを務め、この曲は1980年にUSチャートで第2位、UKチャートで第1位となり、グループ最大のヒット曲の一つとなりました。

また、1980年の「Cupid」(サム・クック1961年の曲)のリメイクでもリード・ヴォーカルを担当し、同曲はUSおよびUKポップ・チャートで4位、全米R&Bチャートで5位を獲得しました。

グループはその後5年間、複数のプロデューサーを起用してアトランティック・レコードでレコーディングを続け、再び大ヒット曲に恵まれることはありませんでしたが、1990年代にはオールディーズ・サーキットで成功を収め、エドワーズはリード・ヴォーカルとして相変わらず素晴らしい歌声を披露していました。

しかしながら、エドワーズは2000年に心臓手術の入院中に脳卒中を起こし、グループのメンバーとして活動を続けることができなくなり、二度とプロとしてステージに立つことはありませんでした。

その後のエドワーズは療養生活を送りつつ、かつての仲間を訪ね、TV番組でスピナーズが特集された際には車椅子で彼らと共演し、スピナーズが2023年に「ロックの殿堂」入り(2023年5月8日MLCニュース)を果たした時も、式典に出席していました。
安らかなる眠りをお祈りいたします。
商品詳細
スピナーズ
『エイント・ノー・プライス・オン・ハピネス - ザ・トム・ベル・スタジオ・レコーディングス(1972-1979)』


Amazon(2025/5/14)¥11,110/7CD・ボックス・セット
商品詳細
ザ・スピナーズ 
『The Very Best of Spinners』


Amazon(1993/4/20)輸入盤[CD]
この記事についてのコメントコメントを投稿

この記事へのコメントはまだありません

ディスク・コレクション グルーヴィ・ソウル

1,980円
ディスク・コレクション ファンク

ディスク・コレクション ファンク

2,420円
THE DIG Presents ディスコ

THE DIG Presents ディスコ

1,650円
THE DIG Special Edition アース・ウィンド&ファイアー

THE DIG Special Edition アース・ウィンド&ファイアー

1,650円

RELATED POSTS

関連記事

LATEST POSTS

最新記事

ページトップ